今週も結構値動きが荒かったですね。雇用統計の週ということはもちろんでしたが、その前日に一番大きな値動きがあるなど、なんというかショック続きの1週間といったところでしょうか(;´∀`)
そのショックの第一弾がまずは(欧)ECB・金融政策発表でしょう。なんとまさかの利下げ(追加緩和)を実施しました。今回は見送るとの方向で市場の見方も一致していたため、予想外の結果を受けてユーロが大幅に売られました。とりあえずユーロ高の是正に動いた形で、ドイツ以外の国は概ね好感していたようですw
そして、その直後の(米)Q3GDPが第二弾!これまた予想外といえる強い結果にドル・円が反応して、いきなり99円台に突入!しかしながら、中身としては肝心の個人消費が予想を下回っており、これを嫌気してかドルが売られ始めると、株も同時に売られて相互に作用しながら、一時98円台を割り込むナイアガラ(暴落)状態に。まさに大荒れの1日でした。
最後はもちろん(米)10月雇用統計ですね(b´∀`)ネッ! これがトドメの第三弾ですが、なんと非農業部門雇用者数が+20.4万人という予想(+12.0万人)を大きく上回りました。米政府機関閉鎖(シャットダウン)の影響が心配されており、+5~10万人程度とするエコノミストも多くいる中でこの結果ですから、異様ともいえる強さでした。
もっとも、あまりの強さに市場も動揺したというか、懐疑的な見方があったため、発表直後は伸び悩みました。ただ、その後は結果は結果として受け止めて、ジリジリと上値を伸ばすという展開に。ちなみにこの結果を受けて、QE3(量的緩和)の縮小開始も来年3月以降という見方から、年内にもという声が高まりつつあります。
本当に驚くことが多かった1週間ですが、そのおかげでドル・円も1ドル=99円台と約6週間ぶりの水準で取引を終えています。
そんなわけで、いよいよ来週は100円へ!な~んて期待も高まるわけですが、やはり雇用統計に対する懐疑的な見方も根強いことから、少しこの辺は割り引いて考える必要がありそうです。
そうなってくると大台達成へはもう少し材料が欲しいところですが、来週は経済指標がイマイチ・・・となると株価や長期金利の動きが再びポイントとなってくるかな~と・・・。まぁこの辺は今週の流れを振り返ってからゆっくり考えたいと思います(*´ω`*)
↑11月4日~11月8日の週。ドル円相場は1ドル=97.64~99.41円
今週の総括:予想外のショック続きで荒れた相場に
4日の東京市場は、文化の日の振り替え休日で休場(*´△`*)お(*^д^*)や(*´ε`*)す(*´~`*)み アジア時間帯の値動きは、1ドル=98.60~98.80円台での上下。市場が閑散としていたため、ドル・円は動意薄でモミ合いが続きましたが、ユーロは売られ気味で急落する場面もみられた。