2013.5.13のIR
5月13日のIRから6か月。進展があると良いですが。
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大昔、高校生だった頃、利根川進と立花隆の「精神と物質」という本を読んだ。実家にあると思うが、ゴミにまぎれているだろう本だ。ヒトゲノムというタイトルの雑誌も買った。難しい内容だったとは思う。
ようはヒトゲノムの配列が全部わかってその仕組みが明らかにされてしまうと、人が考えること、言いかえれば、神経回路のようなものまで、物質(核酸)で説明がつく。そして、神様の存在までも否定されるのでは?
だから、どうした?と、乱暴に吐き捨てるつもりはない。それで面白いと思った。物質で、何もかも説明がつくんだから。面白いよ。産まれてきた子供が、女の子でもお父さん似だったりするし、男の子でお母さん似だったり。あと、病気もね。ダウン症とか。それらが、核酸で説明がつくんだ。
それでも、だから、どうした?と、言う人がいるだろう。そうだね。核酸で、人間のすべてが理解されようと、何の役にも立たないのかも。
そうこうしているうちに、数十年。やまなかしんや、という人が万能細胞というものをつくった。とんでもない代物だ。ノーベル賞をとったことで、それは証明済みだ。核酸をいじることによって、いろんな臓器をつくりだすことができそうだ。ヒトゲノムの配列がすべてわかって、その暗号がほとんど解き明かされ、その行く末が、万能細胞?究極的な目的が、先に達成されたような感じだ。
核酸創薬はどうだろう?万能細胞とは違う目的地ではるけれど、ばかでかい夢だ。数十年前に計画されたヒトゲノム計画。そろそろ、治療に使われるよ。それを可能にするナノキャリア?かな?
核酸創薬が成功するとしたら、ナノキャリアの時価総額はいくらになるのでしょうか?
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