(左) 黄朽葉(きくちば)
(右) 刈安 (かりやす)
染司吉岡幸雄氏によると、「和の色」を知っていると、銀杏の色づきは黄朽葉や刈安、
紅葉は蘇芳(すおう)や茜をいう色名で、より豊かに表現できるとのこと
今月は自然散策する機会に恵まれており、これから私が秋を楽しむための、事前準備です
以下、『日経おとなのOFF おとなの京都事典』より
銀杏並木の「黄葉」の微妙な色合いは、黄朽葉や刈安という色名で表現したい。
朽ちてゆく葉の色を総称して朽葉色と言うが、ことに平安朝の人々は朽葉色のほかに
青朽葉、赤朽葉、黄朽葉などと呼び分けて、その豊富な色調を愛でていた。
刈安はススキに似たイネ科の多年草。
黄色の染料であり、色名にもなっている。