今週は全体的に値動きが荒いというか、割と動きの出てきた相場となりました。どちらかというとここ最近続いてきた円高が是正され、ややドル高に傾いたと言えそうです(*´ω`*)
その要因はというと、もちろん今週発表された(米)FOMC・金融政策発表でしょう。9月雇用統計を含めたここ最近の重要指標がさえない結果となっていることや、政府機関の一部閉鎖(シャットダウン)により先行き不透明感が強まっていましたが、FRBは前回から景気に対する状況判断をほぼ据え置くというサプライズ的な結果となりました。
市場ではハト派的な内容になると予想され、年内のQE(量的緩和)縮小は絶望的・・・さらには、来年の3月以降が本命であるとの見方が強まっていましたが、ここに来てまさかの12月にテーパリング(量的緩和縮小)開始というシナリオも浮上してきました。
そして、ユーロを売る動きもドル買いをサポートしました。EUの経済指標は全体的に弱めだったことで、これまでアメリカの緩和長期化を睨んで買われてきたユーロが、一転して独歩安状態となりました。一部ではLTRO(長期資金供給オペ)や利下げといった緩和策を期待する声もあり、この辺もドル・円相場に関わってくるでしょう。
そんなわけで、ドル安が是正されて来週はどうなるといったところですが、まずはお待ちかねの(米)10月雇用統計がポイントでしょう。1週間遅れでの発表となりますが、市場としては気になっていたシャットダウン期間中をモロに含んだデータということで、注目が集まります(`ω´)グフフ
もちろんそれほど強くない結果になることは目に見えていますが、この辺は市場の期待感との乖離ということがポイントなので、期待値より強めの結果が出れば、12月のQE縮小開始シナリオを伴ってドル買いということも考えておきたいところです。
10月28日~11月1日の週。ドル円相場は1ドル=97.44~98.85円
今週の総括:FOMCでの据え置き判断でドル安是正
28日の東京市場は、1ドル=97.50~97.70円台での推移。前週末のNYダウの高騰から日本株高を期待して、ドルを買い戻す動きがあるなど、全体的にはやや堅調な値動きだった。しかしながら、上値も重く伸び悩む展開で日経平均が+300円以上となったのにも関わらず、想定内との見方もあったのか反応は薄かった。
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