米国の債務問題がひとまず決着し、投資意欲の停滞が予想されます。
人の感情とは面白いもので、ショック・ドクトリンが大きいほど、はらはらどきどき感が増幅され、
我こそはこの危機をうまく立ち回ってみせると、生き生きとして来るのはおかしなものだ。
ある人は、恐怖指数の拡大に賭け、空売りを狙い、
ある人は、V字復帰を確信して底値を狙う。
結果はいったんどちらかの勝利に終わる。そして熱が冷めるし、気が抜ける。
ただし、この駆け引きに終わりはないのだが。
冷めた熱を再び呼び戻す意味でも、
株式アナリストは、年末には日経平均17,000円になると、吹聴し、
経済評論家は、次のリーマンショックが近づいているので、早く逃げるようにと恐怖をあおる。
予測や評論記事を、生業している人たちは真剣に考えた末に自信をこめて発信するのだが、
だいたいは外す。
しかし、返金はしない。なぜなら自己責任でしょう!!
のんきな商売だ。
でも商売なので、関心を引くためあの手この手で攻めてくる。
ひとついえる事は、プロたちは何か目的があって予測するのであって、
本心ではない場合が多い。
アナリストは、バックボーンの証券会社に報酬を得るため、評論家は著書が売れることを期待して発言するので要注意。
その点、みんな株に投稿する我々は、のんきだ。当たって報酬がなく、外れても全く責任がない。
だから好きなことが書けるし、あおる必要がない。
ありがたいことだ。