経済規模が大きい先進国の成長が低目になっていくのは当然ですが、それは必ずしも停滞を意味してない(ま、ほんとに停滞してる先進国もありますが、、)。
成長率と安定性の兼ね合いで見ると、先進国投資、先進国向け商売はそんなに悪くない、つーか、やはり対外投資、海外展開のベースになるのです。 利益は安定的、持続的に得られなければ意味がない、最終的に大きくならないですから。
また、新興国の成長は、進出してくる先進国企業に依存してる面、多々ありなので、新興国の発展はその実、先進国企業の発展なのです。
だから、先進国と手を切り新興国と連携強化するよりも、先進国同士が連携し、そうやって新興国にありがちな不公正な商慣行を改めさせたほうが日本の国民益にはずっとプラス。
日本自身が「聖域」という名の利権維持、自由化阻止にやっきになってるようではいけないのです。
大体、発展途上国はモラルが低いからこそ発展途上になる。 モラルの高い先進国とより付き合いを深めたほうが良いのは当然なのです。 ヤクザとの付き合いを深めるよりカタギの出来る友達を増やしましょ、、誤解を恐れず分かりやすく言うとそういうこと。
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日本は経済面からすれば、アジアより米国とのかかわりが大きい、実質利益も対米が圧倒的に大きい。 アジア輸出、対中輸出はアジア経由米国行きが多いのです。
そのうえ、アジア人向け、特に国内矛盾(人口過剰、独裁、富者の収奪)のはけ口として反日教育、反日報道を続ける中韓向けの商売はやはりリスクが大きい。
この状況は将来的に変わらない。 中韓向け商売のリターンが小さく、リスクが大きい状況は将来的にも変わらないので、今後も先進国重視の外交が重要(国民益上、プラス)。
なぜそうなるか?
それは、上記で記したように新興国の発展は先進国企業の海外拡充でドライブされるからで、新興国成長率が当座大きくても、対外資産含む利益絶対額の増大は先進国のほうが絶えず大きめになるからです。
だから、対米国民向け商売の(迂回輸出含む)実質利益は、対中韓国民、対新興国国民向けよりも常に大きくなる。
で、新興国は逃げ水のように先進国に追い付けない、、、新興国がモラルアップ、市場原理(公正原理)拡大で先進国化したり、先進国がモラルダウン、市場原理(公正原理)ダウンで途上国化しない限り(実は一番の懸念は日本の発展途上国化で、それにより欧米がまともに付き合ってくれなくなること)。
新興国との付き合い強化は、新興国のモラルアップ、先進国化につれて漸次行っていくべきで、そうするとやはり深く付き合う相手は先進国になります。
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上記より自明なように、日本にとって、アジアを重視せねばいけない理由は今も近い将来も皆無(遠い将来は不明なので気にしなくていい)。
無理に重視してもマイナスのほうが大きい。
特に、アジア重視と称して中韓に譲歩するのは逆効果です。
そうなれば、中韓は、国内矛盾のはけ口として一層、日本を利用するようになるから(利用されやすくなる)。
持続的安定的に中韓での商売を拡大するつもりならば、是々非々外交を展開し、技術やノウハウを渡さず(=自己の努力、モラルアップを促し)、、、そういう姿勢が必要です。
これは中韓のみならず、他の途上国への対応でも同じです。 しかし、隣接の中韓相手では、将来への禍根を増やさないため一層、徹底する必要がある。