ベイナー下院議長(共和、オハイオ州)のマイケル・スティール報道官は
議長の提案は11月22日まで債務上限を引き上げる内容だと説明した。
共和党は政府機関の閉鎖解除に向け、オバマ大統領との交渉を望んでいる。
ベイナー議長は10日、連邦議会議事堂内で記者団に対し、「今こそ指導力を発揮すべきだ」と言明。「交渉、そして対話を始める時だ」と述べた。
米債務がデフォルトとなれば経済に壊滅的な影響が及ぶと財務省は警告しているが、今回の提案は民主・共和両党が協議の行き詰まりを打破し、そうした悪影響を回避する可能性を示す最初のシグナルとなった。下院共和党議員は同案について、米東部時間午後4時35分(日本時間11日午前5時35分)からオバマ大統領とホワイトハウスで協議する。
トム・リード下院議員(共和、ニューヨーク州)は、同案の下では財務省は借り入れ権限をさらに延長するための緊急措置を利用できなくなり、厳格な期限が設定されると説明した。
バーン・ブキャナン下院議員(共和、フロリダ州)は、同案の採決は11日もしくは12日に実施される可能性があると述べた。 (ブルームバーグ:10/11:AM3:30)
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これではデフルト回避というより先送りするだけでまだまだ波乱は続くと思われます。
ですから株価は一旦反発しても一過性に終わる可能性があり
ホッとしたのも束の間ということになり兼ねません。
何れにしても下院共和党議員とオバマ大統領の協議結果次第ですが
オバマ氏が急場を凌ぐために緊急措置的な債務上限引き上げ案を呑めば
ベイナー議長を増長させ今後益々協議の主導権を握られる恐れが強いと思います。
どうやら政治的な駆け引きではベイナー氏の方が一枚上手なのかも知れませんが
結論から言うとなかなかの野心家だと言えそうです。
ところで万一株価の反発が一過性であれば
中長期銘柄は良いとしても短期銘柄は利確のタイミングが難しいと思います。
今日の外人動向がその答えを出してくれる様な気がしますが
取り敢えず寄り天を想定してスイング銘柄は手仕舞いの準備をしておくことにします。