というわけで今日はドイツの総選挙について速報です。23日未明、すべての選挙区での最初の投票結果が発表され、メルケル首相率いる与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の得票率は41.5%に達し、2009年総選挙当時の33.8%を大きく上回る大勝利となりました。
これで全630議席のうち311議席を獲得する大勝となったわけですが、これまで連立していた自由民主党(FDP)が4.8%と有効投票の5.0%未満の得票にとどまったため議席が与えられず、与党による過半数は獲得できていません。
なので、現段階では政策的な隔たりが小さく、2005~2009年にも連立していた社会民主党(SPD)との大連立を打診しているとのこと。
基本的にはそれほど欧州が揺れる様な結果にはならなそうですね。この大連立政権が樹立するようであれば、上院での法案通過なども容易になると考えられることから、一旦は非常に安定した政治情勢となりそうです。
ただ、今後4年間の任期途中に連立解消や、あるいは各党の政策の隔たりがあるため非常に可能性は低いですが、野党大連立で与党化する懸念もあるため、どんな結果になるにせよ多少はリスク懸念が残ります。
とはいえ、ほとんど問題ないでしょうね。とりあえず閣僚ポストを欲しがっているようですから、大連立政権誕生が有力視されており、まずは波乱はなしとの見方が大勢のようです。
そして、今日のドル・円相場についてみていくと、今日の東京市場は祝日(秋分の日)で休場となりました(*´△`*)お(*^д^*)や(*´ε`*)す(*´~`*)み 東京(アジア)時間帯は、1ドル=99.00~99.40円台で軟調な推移となりました。日本が休日ということで、動意薄な展開が続き、材料のない中でダレ気味の値動きといった感じです。ちなみに99円近辺のドル買い注文は少ないようで、多くはピボットをはじめテクニカルの集中している98.80円近辺に置かれている模様です。