4Fのフロアすべてが社史の所蔵で、日本の産業史がつまっているような感じです。
社史と言うと、最も読まれない本、というイメージがありますが、読まないのはもったいない!といつも思います。
社史を読んでいると、ああっ、また同じこと繰り返してる...という場面がたくさんあり、これからも同じことするんだろうな...と思います。
そう、ある程度歴史のある会社ならば、これからの経営の方向性は、ほとんど社史に書いてあるのです。
日本企業は特にその傾向が強いです。
オーナー企業でない限り、日本の歴史ある大会社は、外部環境の変化に対して企業文化に即して反応します。
そう、反応です。社内では懸命に戦略を考えているように見えても、外部から結果を見れば、過去の歴史にしたがって反応しているように見えます。
経営書としての社史は、大変貴重です。
社史資料室でいろいろ見てきましたが、個人的には、日立製作所の社史が非常に面白いと感じました。