「ベーーーンッッ!!!」と、思わず叫びたくなるようなサプライズΣ(°Д°υ)ナント!! 注目された(米)FOMC・金融政策発表ではまさかの現状維持と、事前に市場でほぼ100%近く見込まれていたQE(量的緩和)縮小は見送られることとなりました。
本当に難しい値動きとなるかと思っていましたが、こんなわかりやすい結果になるなんて・・・。朝もゴメンナサイしましたが、夜もゴメンナサイします(´;ω;`)モウシワケナイデス…
ただ、朝に書いたように、市場はかなりのリスクオンムードというのは当たっていたようで、随分とドル・円は値を戻しています。これは株式市場にとっては緩和縮小見送りというのはプラス材料なので、リスクオン(好感)ムードとなってNYダウ平均株価が史上最高値を更新するなどしたため、下支えとなったことが影響しています。
あとはクロス円の上昇も顕著ですからね。さらには新興国にとっても当面の資金流出はないとの見方から、新興国通貨や株価が堅調な推移を見せたということもあるでしょう。要は株式市場の楽観ムードが、ドル・円市場にも伝わっている感じです。
再びバーナンキ・サプライズに見舞われた市場ですが、それにもかかわらずここまで戻しているということは、全体としてのリスクオンムードはかなり強めなのでしょう。というわけで簡単なまとめはこれぐらいにして、まずは未明からの値動き、FOMC声明、バーナンキ記者会見と順に振り返っていきたいと思います。
■03:00(米)FOMC・金融政策発表(声明)要旨
・資産購入は850億ドルで維持(現状維持の据え置き判断)
・緩和縮小前に成長の更なる証拠を見極めることを決定
・経済活動が緩やかなペースで拡大している
・一部の雇用指標は一段の改善を示しているが、失業率は依然高止まり
・資産購入は規定路線でなく、ペースの決定は経済見通し、効果やコスト次第
声明に関してはこんなところでしょうか。何度も言っていますが、まさかの据え置き判断と緩和姿勢(ハト派)を打ち出したため、ドルが売られる結果となりました。ただし、この発表を株式市場は好感し、株価は大きく上昇。結果としてドル・円の下げ渋り要因となってくれたようです。φ(`д´)カキカキ
■03:30(米)バーナンキ議長講演(要旨)
・(現状維持は)あくまでも予防的な措置で確証を得るためもう少し待つ
・年内にQE縮小を行うという判断は変わらない
・記者会見の有無にかかわらず、政策を変更する可能性がある
・米連邦政府機関の閉鎖や債務の上限引き上げなどの問題は非常に深刻
・フォワードガイダンスは変更しないことを決定(失業率6.5%を維持)
結構踏み込んでますね~(゚д゚屮)屮ォオー!! ややハト派色ではありますが、バランスをとったという感じの会見内容ですね。
というのも、「記者会見の有無にかかわらず、政策を変更する可能性があり、仮に会見を伴わない会合で政策を変更した場合、会見の場を設ける」としており、経済指標の結果次第では、次回10月や11月にQE縮小を開始する可能性が急浮上してきました…