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豊田英二100歳 大往生で豊田の歴史を見ていた。

びっくりした。知らなかった。豊田佐吉

「モーター」1939(昭和14)年11月号
トヨタ電氣自動車試作
――副社長豐田喜一郎氏抱負を語る――
豐田喜一郎

 愛知縣擧母トヨタ自動車工業株式會社では我國の燃料資源に適合した最も經濟的な自動車を製作して好評を博してゐるが同社研究所に於ては益々國策に順應した自動車を製作せんとデイゼル・エンヂンを完成し中型乘用車を試作し、我國自動車界に一大センセーシヨンを捲起してゐる矢先に今又蓄電池自動車の製作が發表された。副社長豐田喜一郎氏は同車の研究經過に關し次の如く語つた。

「我國は常に燃料問題に困つて居るが天然の水力を利用した水力電氣は比較的發達してゐるのであるから夜間に使用する電力を貯蓄して動力乃至は燃料資源窮乏に備へる必要があります。
故佐吉翁が上海に於て紡績事業を經營して居た當時米國への移民が禁止されたるを非常に憤慨して「何とか日本人の力を以て經濟的に諸外國に打勝つ事を考へねばならぬ、それには日本の水力を利用してその電力を蓄電しこれを海外に輸出するか、これを飛行機自動車等に利用しなければならない」と語つた事がありますが大いに蓄電池の改良を痛感し帝國發明協會に百萬圓を出して蓄電池研究の懸賞金としたのであります。


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