日米とも中期的な節目か

 昨日29日のNYは、12831.94(‐39.81)。消費者信頼感指数が非常に悪く景気後退への懸念が高まったわりには、小動き。30日のダウは上下に振れたが、結局11ドルという小幅の下げで12820.13で終わった。0.25%予想通りの利下げをしたFOMCの声明は今後の方向をはっきりしめしていないようだが、これ以上利下げするのはかなり難しい。今まで実体経済の悪化と金利の低下の綱引きの中で、金利低下期待をかってきていたが、利下げ打ち止めによって実体経済がますます気になり始め、上昇が一服して頭が重くなることになるだろう。もっとも実体経済の指標は、予想よりいいものもあるようで、見極めが難しい。日足はRCIが天井をつけており、当面のリズムとしては戻り一巡の局面となり、しばらくの間、目先は転換線12757をはさんだ攻防が続きそうである。日足MACDは依然プラス圏で上昇。週足では、基準線が下向きではあるが、ローソク足が基準線を越えてきており、週足のRCIも上昇中だが、週足では週足基準線12707の近辺で、雲13068のすぐ下まできており、基準線を確実に越え、雲に突入できるかどうかが、また週足MACDがマイナス圏から脱出できるか、さらに月足転換線12916をトライできるか、重要な節目になりそうである。だが、下値はかなり固まっている印象である。
 為替は、日足では、雲を上抜け、MACDもゼロラインを越えてきている。少し円高に戻してきているがまだ転換線103.26を保っている。週足では105。29の週足基準線の近くまできているが、これを上抜ける力には乏しいという印象である。月足のRCIは底をうっているので、これ以上円高に大きく振れることは考えにくいと思われるので、週足の基準線100-転換線105円の間でしばらくうろうろするのではないかという気がする。日米の金利差縮小が終結に向かっているということであれば、これまでの円高トレンドもエネルギーがつき、ドルを買うエネルギーも沸きにくい状況かと思われる。
 ダウが一服、為替が落ち着くとなると、日経平均は、ダウと企業業績をみながら徐々に上げてゆく感じになりそうだ。日足では雲を抜け、基準線、転換線も上向きを維持している。MACDもプラス圏を上昇中。たあし日足のRCIは天井なので目先一服がでやすく、NYと同じく週足では週足基準線14074の近くまできているが、まだ越えられておらず、週足のMACDもまだマイナス圏なので、週足の基準線をめぐる攻防が続きそうだ。
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