注目された8月の米雇用統計は、市場予想を下回り、過去2ヵ月分も大幅下方修正された。それを受け、米連邦公開市場委員会(FOMC)が今月の会合(17~18日)で量的緩和縮小に踏み切るとの観測が急速に後退。ともなってドル安が進行し、ドル建ての金は割安感から買われた。ただ、遅かれ早かれFOMCは量的緩和縮小に踏み切る、との見方がなお優勢である。今回の米雇用統計は、むしろ不透明感を高める結果となった。シリア情勢に加え、次期FRB議長人事など不透明要素が多く、大きく動きづらい神経質な展開となりそうである。
本日夜間取引時間は、目立った経済指標の発表がないため、週末からの上昇に対する利益確定の売りが出やすいものの、シリアへの軍事介入をめぐる不安が下支えとなり、比較的狭いレンジ内取引と思われるが下振れに注意。
夜間取引レンジ 4,387円~4,456円
中川
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