はるるっぴさんのブログ

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シリーズ:投資で損する方法(最終回)

2020年のオリンピックの東京開催が決定しました!
本当にうれしいですね。(^^♪
今から7年後が楽しみです。

 

オリンピック開催都市については、以前、大手証券会社の方から1924年の2度目の
パリ五輪からちょうど100年という節目の年でもあり、IOC内で2024年パリ五輪が
支持されているので2024年はパリでほぼ確定していると聞いていた。

 

(歴史の復習)
1920年代フランスは、LEs année folles:レ・ザネ・フォル(狂乱の時代・黄金時代)
だった。1929年米国で大恐慌が起き、1931年オーストリアのロスチャイルド系銀行
クレジットアンシュタルトが破たんして恐慌は世界に広まる。レ・ザネ・フォルは
そこで終わる。1924年のパリ五輪は、このレ・ザネ・フォルの時代に開催された。

 

わたしの聞いた証券会社の方は2大会連続の欧州開催はないので東京かイスタンブールに
決まるだろうと言っていた。

 

オリンピック関連銘柄として証券会社の方が推奨していた銘柄は

 

1801 大成建設(国立競技場を作った会社でもある。)
1414 ショーボンド(地震対策、耐震補強)
1881  NIPPO(舗装大手)
9603  HISなど

 

他にもありますが、みんかぶの会員さんの方が証券会社の方よりくわしいと思います。
個人的にはオリンピック関連銘柄には興味はありません。
ある程度買われているので、注意は必要でしょう。

 

さて

 

わたしの知人でこの日記を見ている人が少しだけいる。
8月の短い夏休みなどで、会う機会があったとき、少しだけこの日記の話になった。

 

コメントは・・・

 

「何書いているかわからへんわ~」(関西弁)
「読むと眠くなるねぇ~」
「(文章が)長いので、読む気がしないわ~」(^_^;)

 

銀行に勤めている知人からは

 

「余計なことはあまり書かない方がいいと思うよ~」
(この意味はよくわかるつもりです。)

 

中小企業の経営者からは

 

「本当は、言論の自由があってもいいのだけどねぇ~」
「なかなか本当のことは書けないでしょう・・・」
(この意味は深いです。)

 

昔、(米国)ニューヨークで総合情報企業ブルームバーグに勤めていた人からは

 

「ちょっと見たけど、なかなかわかり易く書いていると思うよ~」
(この人だけです。褒めてくれたのは・・・)

 

・・・

 

結局のところ、あまり評判はよくない。

 

どこまで日記を書けるかわかりませんが、日記を書くときは文章を短く
素人なので、簡単な話を書くようにしたいと思う。

 

原点にかえる意味で、ひと昔前(4年ほど前から?)
みんかぶで書いていたシリーズもの日記(投資で損する方法)の
ファイルが少し残っていたので、今回は自分の復習のために

昔書いたファイルに少し追加して載せることにします。

 

昔書いたメモを載せているので長くなりました。

 

素人のひとりごと日記です。
(すべて個人的な考えです。)
(投資に対する正しい考え方は、専門家へ)

 

投資で損する方法(最終回)

 

○為替リスクを積極的にとる。

 

投資でむずかしいのが、為替リスク。
その為替リスクを最初から積極的に取りにいけば、損できるでしょう。

 

投資家の中には、為替は金利差で決まると思っている人がいる。
証券会社や銀行の投資窓口でも、金利差の魅力をアピールする。

 

しかし、為替の決定要因は、それほど単純なものではない。

(為替とは交換レートのこと。国力でも成長力でもない。)

 

需給はもちろん
国際競争力や国家財政、政治、文化、経済
はては、軍事力まで関係する。

 

投資の難関科目です。

 

試験でもそうですが、難関試験に合格するには、相当勉強しないといけません。
株を見ているヒマもありません。

 

難関試験に合格するために、勉強しないでチャレンジすると、落ちます。

 

いきなり、むずかしい為替リスクをとると
ビギナーズラックはあっても、将来損する可能性は高くなるでしょう。

 

○たくさんの銘柄を持つ

 

1つのよい銘柄を捜すには、大変な努力と情報収集が必要になる。

 

もちろん、例外もありますが
長期で見れば、株で損している人は、銘柄数が多い。

 

そして、たくさん銘柄を持っていることを自慢する。

 

「すごいでしょう~」(*^^)v

 

損できます。

 

わたしが、銘柄数を減らすようにアドバイスすると

 

「見るものが減るやないか~」(・o・)!

 

と言って怒り出す。

 

何を見るのか?

 

「何をしている会社がご存知ですか?」と聞くと

 

「知りません!」

 

と答えが返ってくる。

 

くわしく聞いてみると、プロが推奨した銘柄らしい。

 

銘柄数の多さに比例して損も増えるでしょう。

 

昔、ある証券会社の支店長に経験則を教えてもらった。

 

「どうしてか理由はわかりませんが銘柄を横に広げている人は
 失敗している人が多いです。」
「銘柄を少なく縦に売買している人の方が成績いいですねぇ~」

 

と言っていた。

 

○証券会社の推奨銘柄を買う

 

証券会社や専門誌などでよく推奨されている銘柄を買う。


世界金融危機が起きるまで、
有名なところでは、任天堂などがそれかもしれません。

 

当時、わたしは、証券会社の人に
下がるに決まっている銘柄をどうして推奨するのかと聞いた。

 

証券会社の営業員さんから、変な人扱いにされた。

 

そのとき、任天堂の株価は、人気がありすぎるといっている人は、少数派だった。


任天堂は、高値の華といわれていた。

 

証券会社や専門誌などの多くが推奨する銘柄はプレミア株という。

 

大手証券会社が推奨するから
プロが推奨するから

 

その理由だけで株を買う人がいる。

 

株価にプレミア価格が付いてくる。

 

人気のある銘柄
みんなが知っている銘柄

 

プロが推奨するプレミア銘柄

証券会社が推奨する、出来高が多い勝負銘柄。

 

それらを買ったら

 

長い目で見れば、普通より損できるでしょう。
儲かっても、普通より儲からないでしょう。

 

○モメンタム投資をする

 

証券会社の好きな言葉

 

モメンタム投資

 

意味(勢い、はずみ)

 

勢いのある銘柄に投資する
はずみのある銘柄に投資する

 

しかし

 

勢いのある銘柄に投資すると
勢いがなくなったら墜落します。

 

はずみのある銘柄に投資すると

はずみがなくなったら、倒れます。

 

ひと昔前、一世を風靡したホリエモンのライブドアに勢いがあった。
証券会社の販売する中小型株投信でも
組み入れ銘柄トップにランクされていた。

 

しかし、勢いがなくなった・・・

 

ご存知の通りです。

 

証券会社のプロの推奨するモメンタム投資を
素人がすると、損します。

 

もちろん、われこそは、プロと自信のある方は、別です。

 

○昔のブランドイメージを持っている人

 

昔のブランドイメージを持ち続けているご年配の投資家は意外と多い。

 

時代は大きく変わっているのに、
昔のイメージ(時代遅れの感覚)を持っている。

 

関西では三井住友銀行のことを「神戸銀行」と言ったり

 

毎週、百貨店の大丸で買い物をしているのに、
J.フロントリテイリングといっても

 

「なんや、そのなんとかリテイリングは~」

「そんな変な会社は、知らんわ!」

 

と言ったりする。

 

昔のブランドイメージを持ち続ける。
世界の動きには、鈍感になる。
時代の流れを無視する。

 

損できます。

 

○狭い世界で、日々を過ごす。

 毎日、直線型の日々を送る。


会社と自宅の直線の世界しか知らない。

会社でも、狭い世界でのチマチマした話に没頭する。


飲みにいっても、同じようなメンバーでほとんど仕事の話。

別の会社に勤めている人や、グローバルな経験をされている人と話をする


機会を作ろうと努力しない。

 

テレビは見るが読書はしない。

 

むずかしい話になると

 

「むずかしい話はいいわ~」

 

と言って拒否する。

 

身近な情報を頼りに投資する。

 

知人の会社
目立つところにある会社
誰もが知っている会社など

 

狭い世界に閉じこもり、投資をすると、損の世界は広がるでしょう。

 

○損して学ばない

 

投資で損するためには、大事なことです。

 

投資をすると、よくビギナーズラックはある。
その後、損することが多い。

 

1989年までの日本株のバブル
2000年のITバブル
2005年の日本株の復活相場
最近では、アベノミクス相場

 

日本株は、玉石混交で買われていた。

 

そのとき、多くの投資家は

 

「儲かった~」
「わたし天才かも~」

 

と言っている人もいた。

 

何のことない、それだけ株価が急騰すれば、誰でも儲かっていた。
そのように言っている人に限って、普通より儲かっていなかった。
(証券会社の支店幹部の話)

 

問題は、その後

 

投資のことをよく知らない投資家が多いので
株価が下落したときに、ドボンしている。

 

多くの市場専門家のミスリードもそれをサポートしてくれる。

 

「儲かった~」(^^♪

 

しばらくすると

 

「儲かった分、全部なくなった。何のためにやっていたのか!」

 

に変わる。

 

もうしばらくすると

 

「お恥ずかしいながら、大損しています。」(・.・;)

 

になる投資家もいる。

 

本当に投資で成功している人は、黙っている人の中にいることが多い。

 

損した後、学ばない。

 

偶然損したと思っている。

 

こんなはずではない。
一生のうちに損を取り戻す!!

 

と言ってますます損をする。

 

損するには、損する理由がある。

 

損して学ぶ人。
損して学ばない人。

 

将来の投資成果に差が出る。

 

○すぐ任せる。

 

日本人の「いい人」投資家に多い。

 

「おまかせしますわ~」

 

証券会社や銀行で、本当にお客様の資産を増やす実力を持った人は、想像以上に少ない。
それよりも、ノルマ達成に必死だったりする。

 

基本的には、サラリーマン。

 

寄らば大樹の陰。

 

「相場とは、少数意見が多数意見をすり抜けるように勝つ」ので

多数意見のサラリーマンに、おまかせすると長期で見れば負けることが多い。

 

○損を取り戻そうとする。

 

日本人投資家にも多い。

 

投資で損をした。
その損を取り戻そうとする。

 

損を取り戻そうとして

 

新聞を地方新聞から、経済新聞に変える。
有名人の経済セミナーに参加して熱心にメモを取る。

 

速攻で儲けるたぐいのマネー雑誌を隅々まで読む。
よりリスクの高い商品に、すすんで加入する。

 

ますます損が増える~

 

あれ(・・?

 

長期で見れば、心がけの良い人が投資で成功することが多い。

 

お天道さまは、見ているかもしれません。

 

○株で儲けようと強く思う。

 

株で儲けよう
株で儲けようと

 

強く思っている投資家(投機家)は

 

小さく儲けて大きく損する。
小さく儲けて大きく損する。

 

を繰り返すことが多い。

 

ある損をしている投資家の言葉より

 

「株は10万円儲かったら売るものや~」

 

結果、10万円以上儲からない。

 

株で儲けようと思っていない人は
ブルーチップを30年くらい持ち続けている。
結果、すごいプラスになっている。

 

株で儲けよう
株で儲けよう

 

と強く思えば、思うほど

 

損できる可能性が高くなる。

 

ある証券会社の女性のベテラン営業員さんに聞いた

 

「株で損している人は、どんな人ですか?」

 

答えが返ってきた。

 

「そうですね・・・理由はよくわかりませんが・・・」
「売ったり買ったりしている人ですね~」(・。・)

 

○カリスマ投資家に従う。(自分の意見がない。)

 

世の中、カリスマ投資家といわれる専門家がいる。
自分の考えがなく、その人の意見を鵜呑みにする。

 

史上最強の投資家と評価されている
ウォーレン・バフェット氏でも、多くの失敗経験がある。

 

ドリーム・チームと高く評価されていた
LTCMも破綻した。

 

投資は、多くの人が考えているほど、簡単なものではない。
だから、簡単なことをするべきなのでしょう。

 

カリスマ投資家は、難しいことをします。
自分がカリスマでもないのに、難しいことにチャレンジするとあまり上手くいかない。
買う銘柄もカリスマ銘柄(嘘みたいに高い株)になる。

 

金(ゴールド)のプロ中のプロと評価されている

 

豊島 逸夫氏も

 

相場を張って

 

6000勝4000敗

 

奇跡的な勝率らしい。

 

○株が上がって儲かったら、さらに買い増す。
 株が下がって儲かったらさらに売りを増やす。

 

利益を出してもさらに買い増したり、売りを積み上げたりする。

 

ある銘柄を買って含み益がでている。
すでに上昇しているのに、勢いに乗ってその銘柄を買い増していく。

 

また、売りで儲かったら、空売り筋が深入りしているにもかかわらず
さらに勢いに乗って売る。

 

不透明な時代なので、ますます世の中何がおきるかわからない。

 

欲を出すと暴落の憂き目に会うことが多い。
(売り方からみれば暴騰の憂き目に会うことになる。)

 

以前証券マンから教えてもらった。

 

「買いで儲かったら、さらに買う
 売りで儲かったら、さらに売る。」

 

「これでやられてしまう人が多い」


(投資で損する方法:最新版)

 

○とらぬ狸の皮算用をする

 

株式投資で儲かった人の話を聞いて投資を始める。

 

自分も儲けようと強く思って投資を始める。

 

たとえば儲かったら欲しかった時計を買いましょうなどと考えて投資する。

 

もっと儲かったら宝石を買いましょうと思う。
儲かってもいないのに、どの宝石にしようかしらと迷ったりする。

 

儲けようとする気持ちが先にくるので冷静な判断ができなくなる。

 

焦ってしまう・・・

 

長期投資家ならば暴落してチャンスのときまで我慢して待つのですが
とらぬ狸の皮算用をするようなタイプの投資家はチャンスを待てない。
ちょっと下がったところをチャンスと思って高値で買ってしてしまったりする。

 

下がることをあまり考えていないので(なんとかなると思っている。)


実際に下がり出すと焦る。

 

そのうち上がると思っても、なかなか上がらない。

 

気が付いたら、これだけ儲けて○○を買いましょうと思っていた金額を
なんと逆に損している。悩んだ末にあきらめて株を売却することにした。

 

売却した後、その株の株価が上昇したりすることはよくあることです。

 

○重要イベントで勝負する

 

ある程度、投資に慣れてくると重要イベントの前に

 

勝負!

 

する投資家もいる。

 

たとえば、米国の雇用統計、FOMCなどの結果を予想して
前もって買ったり、空売りしたりする投資家もいる。

 

長期投資家は、なるべく勝負は避けたいもの。

 

「イベントの結果」
「その後のマーケットの反応」

 

の両方を的中しないと上手くいかないケースが多い。

 

片方だけ(たとえばイベントの結果:予想通り良かった~など)は的中できても
その後のマーケットの反応が予想と違った動きをすることもある。

 

また、ヘッジファンドがここぞとばかりマーケットを攪乱するケースも多い。

 

「イベントの結果」
「その後のマーケットの反応」

 

両方予想外れて、結果として成功することは少ない。

 

片方だけ予想が外れて失敗するケースは多い。

 

この点、多くの専門家のアドバイスの通り
イベントの結果とその後のマーケットの反応をみてから
冷静に投資判断するほうが良いと思う。

 

重要イベントで何度も勝負すると
何度も損するでしょう。
(われこそは、プロなり~と自信と実績のある投資家は別です。)

 

○自分の理屈で投資する

 

日本株式市場は、先物市場(制空権)を外国人に支配されているので
実質完全制覇されている。
(外国人が日本株式市場に本格参入してきたのは1992年になる。)

 

日本人の理屈は通用しない。まして自分の理屈も通用しないケースが多い。
たとえば、ファーストリテイリングの株価は日本人の理屈では説明できない。
日本株は、外国の知恵と実力(お金)のあるヘッジファンドが価格主導権をもっている。

 

昔、青い目をした大手ヘッジファンドマネージャーの話を聞く機会があった。

 

優秀なスタッフを使って、人間心理を徹底的に研究して、プログラムしていると
自慢していた。

 

自分がいくら勉強していると思っても、自分と同じように考える投資家がたくさんいれば

実力のあるヘッジファンドがその反対のポジションをとってくることはよくある。
(短期ではファンダメンタルズは関係ないケースが多い。)

 

投資判断する時、自分の声を聞くことはもちろん必要ですが、それと同時に実力のある
ヘッジファンドがどのような動きをすれば彼らは大儲けできるのかを考えてもよい。
オプションの建玉の状況をチェックすることも重要になる。
(因数分解を使って過去のオプションの動向を分析し成功している投資家もいる。)

 

デリバティブの需給は一般では有料情報でないと見られないのですが、ヘッジファンドの
ロボットはそこもよく見て、空売りがたくさんはいってくれば、力ずくで持ち上げたり
している。

 

優秀なプログラムをもつヘッジファンドがそれに続いたりする。
(日本の市場専門家が○○で今日の日本株が堅調でしたなどと解説したりするが
 関係ないことが多い。短期では、需給で動いているケースがほとんど。)

 

ヘッジファンドの動向を無視して、自分の理屈で投資すると損することは多い。
自分の考えることなど、世界中にたくさんいる投資家はわかっていると冷めた目で
自分を客観視してもよい。

 

あまり感情的にならずできるだけ「無機質」になることも必要かもしれない。

 

自分の考えは正しいと信じて自分の理屈だけで投資すると損できるかもしれません。

 

実力のあるヘッジファンドがどうすれば儲かるのか、彼らの理屈も考えてもよい。
マーケットに大きな影響力を持っているのは知恵と実力のあるヘッジファンドです。

 

・・・

 

投資の格言(文章より)

 

「相場とは、少数意見が多数意見をすり抜けるようにして必ず勝つ」

 

シリーズ:投資で損する方法(完)

 

 

投資とは直接関係ありませんが
以前読んで参考になった本

 

「ここ一番に強い自分」は科学的に作り出せる

 

あがってしまう場面でも持てる力を100%発揮する技術

 

メンタルコーチ 石井 亘

 

こう書房

 

オリンピックを目指す選手も最高のパーフォーマンスを発揮するため
コーチの指導のもと、この本に書いてあるようなことをされている選手もいると聞きます。
(オリンピックが東京開催に決定したので、少しでも関係する本にしました。)
わたしは、親戚の受験生を持つ父兄にこの本を紹介したことがあります。


 

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