美味しいうどんさんのブログ
「世間の常識は相場の非常識」空売りの恐怖が個人投資家を襲う
有名な相場格言に「世間の常識は相場の非常識」なるものがある。
個人投資家の多くが物事を数学の方程式のようにイコール=で結論付けようとする。
なになにだから なになにになる。
例を出せば、「米軍がシリア攻撃となれば株価暴落」とか「NYダウ下落、CME日経先物下落だから今日の日経も下落」なんてね。
実際どうなっただろう?
昨日の日経は400円を超える暴騰になり、今日の日経は下がらず75円高で引けた。
すべて個人投資家が予想した1+1=2にはならなかった。
「個人投資家の常識は相場の非常識」、これは確定的公式だろう。
相場は相反する投資判断が同時に成立する世界なんだからね。
個人投資家が予想する通りに相場が動いたなら、「相場様って馬鹿かいな」って思われるよ。
相場さまは絶対君主であり独裁者であり全能の神だよ。
逆らったら大損するか死ぬぞ~!
現に市場強制退場する個人投資家の多い事が如実にそれを示している。
この個人投資家達が空売りなる事をした。
株価は100円から2倍になった。これはいくらなんでも上がり過ぎだろうと考えた。
だから空売った。
この銘柄には仕手筋が介入し株価は仕手戦模様になっている。
売り買いの信用残が拮抗し逆日歩すれすれの線を行っている。
100円が200円になった=上がり過ぎ=空売る これが個人投資家の常識
一方相反する相場判断する者は200円の株価って安い~~~
たった200円じゃないか。もっと締め上げたら400円になり500円などすぐ行くぞ~!
仮に下がったって元の株価まで戻る訳ないし、せいぜい50円下がったらいいところだろうと読む。
低金利政策の為、市場には余剰資金がジャブジャブの状態だ。
空売りは6か月で否応なく清算する事を求められる。
買い方は現引き(品受け)という非常手段があるが空売り側には無い。
最初から買い方有利なのが信用取引の制度なのだ。
空売りで地獄の辛酸をなめた者達は、その恐怖を知るが故に空売りを怖がる。
だから出来るだけ空売りを控える。
ノー天気な個人投資家は低位株を空売ったりする。
友達なるド素人が「いつかは下がるからホールドしましょう」とか「ガンバロー」なんてご親切な言葉をかけて来る。
「踏まれたら即ロスカット」は空売りの鉄則だ。
守らなければそれこそ地獄への恐怖が毎日続く。
空売りの条件は
1.発行済み株式数が多い事。浮動株が多いほどよい。
2.上昇する株価を空売ってはいけない。
これだけの条件さえ守らずに空売れば即刻大損になるわ~
今は吸収されて無い企業で名前も忘れてしまった。
300円~500円と急騰、400円あたりで空売りして80円のS高(>_<")
まだ騰がるかと恐怖を感じ、大きく損切り
その後、500円になったものの200円台まで急落。
空売りをホールドしていれば…ればればでした。
空売りはこんなパターンばっかりですσ(^_^;