現代史を振り返っても「日本経済は1990年代初頭に燃え尽きた」という説ほど疑いようのない「事実」として定着しているものは少ない。この説は他国の政治家を大いに惑わしてきた。これから述べるとおり、米国はその最たる例だ。
日本の「失われた20年」というのは、単なる作り話どころではない。英語メディアがこれまで広めてきた中でも、とびきり不合理で、あからさまなでっちあげの一つである。私の話が信じられないのであれば、『インターナショナル・エコノミー』誌最新号に掲載されたウィリアム・R・クライン氏の記事を読んでいただきたい。今年に入ってポール・クルーグマン米プリンストン大教授も同じような主張をしているが、一見低迷しているような日本経済は、それは経済的根拠とは無縁の、人口の変化に基づく幻影であるとクライン氏は指摘している。(日本経済新聞より引用)
タイトルだけ見ると、何とも黒沢さんのような心境になってしまいますが、書いている内容は割りとまともでした。日本企業がバブル崩壊後も増収増益を続けてきた点、貿易黒字面での成功、あるいは日本の債務問題に関する指摘などはまさにそのとおりでしょう。
特に財政問題に関しては、日本の借金が1,000兆円を超えたとか大いに煽りまくっていますが、まれにみる超低金利でお借り換えができている限りはまったく問題ないかと。むしろ煽りまくっているのは増税したい財務省の暗躍があるとしか思えませんよね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
そもそも税収が足りないのであれば、消費税増税よりも現在の日銀がやっているようなインフレターゲットを設定して、軽くインフレを起こし、実質的なお金の価値を減らして財政再建していくべきなんですけどね。そのことに関しては華麗にスルーしていまう財務省さんですから、その辺はお察しといったところでしょう。
まぁきっと軽減税率でも導入して、各企業団体に便宜を図る見返りに天下りポストでも要求するんでしょうね・・・。
ちょっと話はそれましたが、「でも実感として失われた20年なんだよヽ(`Д´)ノプンプン」という労働者の方、あるいは労働者でなくとも近年の停滞感を肌で感じている方は多いですよね(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
実はそれもまた真実です。例えば保険料などは、日本経済が成長しているのにも関わらず、異常なペースで上昇し続けています。これは少子高齢化や制度設計のミスといったことがあげられますが、要は配分が上手くいっていないといえるでしょう。そして先ほども書きましたが、経済が伸びているのにも関わらず増税ですからね。
大企業や一部の天下り公務員が私腹を肥やす中で、若い世代では非正規雇用化が恐ろしい勢いで増えています。やはりどこかで誰かが騙しているんでしょうね・・・。
良い記事ではあったのですが、やはりミクロ的な視点というか、大部分の日本人といった目線は欠けているな~というのが今日の日経ちゃんでした。やっぱり「自分達はちょっと高級だもんね」という意識があるのかな?でも本当に記事自体はまともなので、ぜひぜひ全文を読んでいただければと思います(∀`*ゞ)
日経の話はこれぐらいにして、いつものように昨日今日のドル・円相場を振り返っていくと、昨日の海外市場は1ドル=97.20~97.80円台で堅調な推移となりました。欧州市場では、東京市場の流れから買い戻す動きが継続し、ドル買い優勢でスタートしました。米国債が売られたことによる長期金利の上昇もサポート材料となりました。ただし、買い一巡後は様子見ムードとなり、モミ合いが続きました…