7/2(月)の午前中の発表では、野村225ETF(1321.O)の予想分配金は6/29(金)の時点で85.4円/口でした。
ところが、7/9(月)の午前中に発表された確定した分配金は116円/口です。
30.6円増えています!?
理由は残存口数が減ったことにあります。
7/2(月)(権利付最終日)の口数は89,460,778。
7/3(火)(権利落)の口数は65,935,483。
口数は減ったが、分配原資は変わらないので、1口当たりの分配金が増えたのです。
分配金総額を確認してみると、
7/2の発表では\7,639,950,441
確定したものは\7,648,516,028
856万円(0.11%)分配金総額が多くなっていますが、解約に伴う調整のための現金を受け取ったり、繰越金が変化したためでしょう。
7/3~7/9の市場取引では、運用会社発表の基準価額を元にして計算した予想基準価額から確定した分配金を差し引いた価格を参考にした裁定が行われなければならなかったということになります。7/3の取引時間中に確定した分配金を知ることができたヒトっているのですか?
ETFの適時開示って、実にイイカゲンですな。分配金が大きく変化するような事象が発生したときは、速やかに公表するのが親切ってモンでしょ。
3月末配当落ち~ETF分配金落ちまでの間に大量に野村225ETFを設定・交換する投資家にはニ種類いる。
「配当二重取り」が目的の投資家と
「未収配当金」と「実際の配当金」の差額を得ることが目的の投資家。