個人投資家の多くが株で負けて損を出していると言われている。![]()
なぜ負けるのか?今日はそのひとつ「兵の起用法」について話します。
兵とは金の事、つまり投資金額の事です。
金を投入して株を買う。全員がこれで儲けてやるぞと意気込んでね。![]()
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今年の始めから春頃までは誰でも儲かる右肩上がりの相場でした。
父ちゃん、母ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃん、若者、フリーター、誰でも買えば儲かる状況であった。
ここで相場を甘く見た個人投資家が非常に多かった。
いや、過去に大暴落を経験し相場の怖さを体験している人でさえ舞い上がっていた。
やがて来たね、大暴落が!![]()
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勝つ人は暴落相場でもキッチリ利益を残しているか、又は逃げ切っている。
例え手指を切り落としても本体は逃げ切っている。
多くの個人投資家は腕を切り落とし、足を食いちぎられて瀕死の重傷を負うか心肺停止状態で終わった。
今日の話しの「兵の起用法」とは、思いと逆に相場が動く事は常の事。ここで兵を速やかに移動させられるかどうかが問われている。
投機筋やヘッジファンドという巨大恐竜を相手にして正面から戦いを挑むのは無謀と言う他ない。
それではゲリラ戦ならどうか?
いやいや、やがてやられるのは時間の問題だ。
思いと逆に動いた時「また上がるだろう」とか「持っていればその内上がるだろう」とか考えるのが普通の人。
即座に判断し、とにかく「兵を退く」のが勝つ人たち。
そして兵は少ないほど機敏に動ける。
余裕投資金額に対し少ない割合で投資している人ほど機敏に兵を転進させられる。
「余裕資金の一割を投資に」と言われる所以である。
負ける人は投資金額の割合を考えてみよう。多いのではないか?
いくらチャートが良くても状況は瞬時に変わることはザラにある。
「まず逃げる」これが出来てからやっと一歩が始まるのさ。