バラの会さんのブログ

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米緩和策の早期縮小懸念が波及










日経平均は500円超す下落

  東京株式市場で日経平均は大幅反落。終値は前日比576円安の安値引けで7月31日以来、1週間ぶりに1万4000円を割り込んだ。

 

 量的緩和策の早期縮小懸念を背景とする米国株安や、為替が1ドル97円台と円高方向に振れたことが嫌気され、寄り付きから幅広い銘柄に売りが先行。

 

 日銀による指数連動型上場投資信託受益権(ETF)買い入れ期待から下げ渋る場面もあったが、戻りが鈍いとみると短期筋による先物への処分売りが出て後場下げ幅が拡大した。

 

 9日のオプションSQ(特別清算指数)算出をにらんだ短期売買でボラティリティの高い地合いとなった。

 

ファーストリテ、ソフトバンク、ファナックなど指数寄与度の大きい銘柄の下げが目立ち、先物売りに伴う裁定解消売りが大規模に出たとみられている。

 

 米連邦準備理事会(FRB)幹部2人が経済次第で9月にも量的緩和第3弾(QE3)の縮小が決定されるかも知れないと発言し、前日の米国市場で広がった緩和策の早期縮小懸念が日本にも波及。

 

ヘッジファンドやディーラーなどの短期筋が先物への処分売りを加速させた。

 

 日経平均オプション市場では権利行使価格1万4000円や1万3750円のプットが商いを伴って買われ、一段の下げを警戒する動きがみられた。

 

 もっとも特別に材料視するほどの発言でもなく、夏休みシーズンの薄商いの中、先物主導で値幅が出やすかっただけとの見方が多い。

 

 「後場に入り想定以上の下げで投げさせられた短期の投資家が多い。

 

消費増税問題が決着するまで実需勢は動きにくい。当面はレンジ内での日柄調整だろう」との声が出ている。


東証1部騰落数は、値上がり98銘柄に対し、値下がりが1612銘柄、変わらずが43銘柄だった。



日経平均<.N225>  終値 13824.94 -576.12

寄り付き    14155.95

安値/高値   13824.94─14164.7

東証出来高(万株) 242251


<.TOPX> 終値 1155.26 -38.40

寄り付き     1175.25

安値/高値    1155.26─1175.96

東証売買代金(億円) 21300.16











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