センターライスフィールドさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ4件目 / 全4件次へ »
ブログ

為替

 民主党政権から自民党政権に変わって大きく変わった事を一点だけ挙げるならば、金融政策だと思う、確かに民主党も末期になってからデフレ脱却に向けた動きや、行き過ぎた円高是正に動き始めたが、動き出すのが遅すぎたといえる、民主党政権発足前から民主党幹部が円高容認論や、輸出に頼る日本経済は駄目だという間違った発言を繰り返していたので心配だったが、いざ民主党政権になると案の定以上な円高を放置して日本企業を苦しめ続けた、ここ数年日本が韓国や中国に負けたのは技術力ではなく、企業努力では埋まらない価格競争力だった。

 

 今年ほど金融政策の威力について国民が効果を感じた事は無かったと思う、去年の今頃100円前後まで円安が進むことを予想出来た人はどれだけいるだろうか?金融政策の効果に驚くと共に、それまで自民党政権時代も含めていかに金融政策で失敗していたかが分かる、結局バブルを作ったのも日銀で、バブルを潰したのも日銀、デフレで日本経済を低迷させ、税収は減り財政を悪化させたのも日銀、しかし同時に政争に明け暮れ離合集散を繰り返し、財務省と日銀をコントロール出来なかった、政治家達が一番責任が重いと思う。

 

 日経平均が再び1万5000円を越えるには為替が100円より円安にならないと難しいと思うが、これから秋にかけて再びチャレンジしていくと思う、株は低迷した時間が長いほど、何かをきっかけに上昇を始めると凄まじい勢いで上昇するが、それは日本経済にもあてはまると思う、日本は確かに高度成長期には凄まじい勢いで成長を続けたがそれは戦後の事であって、世界恐慌から日本は長く経済が低迷しており、今と生活水準が全く異なりまだまだ貧しかった日本にとって、どれだけ重苦しい空気が漂っていたか想像も出来ないが、その状況を打開する為に日本が戦争に走ったのだろう、そして国中が焦土となり大変な損失を経て戦争終結、まさに日本にとってどん底であったが、ある意味長く低迷していた日本が反転するきっかけとなったのは、どん底を経験したからだといえる、歴史は繰り返すというがバブル崩壊後長く低迷が続いた日本だったが、どの時点がドン底とは言えなかった、しかし民主党政権になり、相次ぐ失政と円高放置、そして遂には1000年に一度という未曾有の大震災、戦後の日本にとってのドン底とはまさに2011年であったと確信したし、国民の意識にもこれ以上のドン底があるはずがない、ここまで下がればあとは上がるだけだという未来への期待が出来た事が大きかったと思う、そして歴史とは不思議なもので必要な時に必要な人材が現れる、それこそが現在の日銀総裁黒田氏であり、一度失敗を経験した安倍総理だと断言出来る、人間万事塞翁が馬、福と禍とは紙一重であり、今では民主党政権も神のような見えざる力が用意した日本国民にとって必要な試練だったと確信します、皆さん日本経済の前途洋洋たる未来を楽しみましょう、本当の祭りはこれからですよ。

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。