金【ドル建て金の方向感がでるまでは】

日中取引時間は、円高進行を受け手仕舞い売り先行で始まり、前日比24円安の4177円で寄り付く。その後は、手掛かりに欠けたためもみ合いとなり、結局前日比15円安の4186円で終了。

注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明では、金融政策の現状維持が発表される一方で、金融緩和縮小時期は示されなかった。ただ、低インフレへの懸念や経済成長に対する認識が下方修正されたため、FRBの出口戦略はやや慎重になったとの見方がなされた。そのため、早期縮小観測がやや後退しドル建ての金は買い戻された。しかし、経済指標次第では早ければ9月にも金融緩和縮小に踏み切る、との市場の見方に変化はないと思われる。さらに、前日の米経済指標が好調だったため、明日の米雇用統計次第では早期縮小観測が高まる恐れもあり、引き続き警戒感は強い。

国内金相場は、ドル建て金の方向感がでるまでは、動意に乏しい取引展開と思われる。本日夜間取引時間は、米週間失業保険申請件数(21:30)、7月の米ISM製造業景況指数(23:00)などが予定されているが、明日の米雇用統計を控え様子見姿勢から反応も限定的となりそうである。


夜間取引レンジ 4,149円~4,231円 


中川


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