ドル建ての金は、バーナンキFRB議長の議会証言で、年内の量的緩和縮小の可能性を改めて示したことを受け前日下落していたが、仮に年内に縮小開始されたとしてもそのペースは緩やかで超低金利は当面継続する、との見方が相場を下支えした。ただ、よほど米経済見通しが悪化しない限りは、金融緩和縮小懸念による資金流出の動きは変わらないであろう。また、投機筋による継続的な手じまい売りや、金上場投資信託(ETF)の金保有の減少が続く現状下では、ドル建ての金の上値は当面重たいと思われる。
一方円相場は、週末の参院選で与党が大勝との見方を支援材料として円安進行となっているが、大部分は織り込んでいる可能性が高い。
国内金相場も、ここから上値を積極的に試すには難しく、一旦調整局面となりそうである。
本日夜間取引時間は、指標関係では目立つものはないため、NY株価の動向をにらんだ展開と思われる。
夜間取引レンジ 4,127円~4,191円
中川
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