SoftBank. / MIKI Yoshihito (´・ω・)
8日にS&Pがソフトバンクを2段階格下げしましたが、
18日、ムーディーズも
ソフトバンクの格付けを「Baa3」から「Ba1」に1段階格下げしました。
スプリント買収完了を受けてのものです。
ムーディーズの格付けでは「Baa3」までが投資適格級ですので、
非投資適格級に格下げされたということになります。
機関投資家によっては、投資適格級の債券や株式にしか投資できないことも多いので、
非投資適格になってしまったということは、それなりにインパクトがあるかもしれません。
ただし、先月の
「ソフトバンク株式会社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」を購入された方も
現時点ではそれほどご心配には及ばないのではないかと思います。
ソフトバンクの先週末時点のCDSは185.0と、まだそれほど高くはなく、
ブラジルやロシアよりも低くなっています。
「ソフトバンク株式会社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の条件は
5年で1.74%でしたが、仮に同じ社債が今発行されたとすると、
現時点のCDSと日本国債の利回りから考えた妥当水準は1.48%です。
若干CDSは上昇しましたが、引き続き信用リスクに見合ったスプレッドだったと言えます。
そうはいっても、非投資適格債への格下げはいいニュースではありません。
このブログでも引き続き注視したいと思います。
===以下元記事(Bloomberg)===
ソフトバンクをジャンク級に格下げ-ムーディーズ
7月18日(ブルームバーグ):
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日、ソフトバンクの発行体格付けを投機的水準(ジャンク級)に引き下げたと発表した。同社が米スプリント社の買収を完了したことを受けた措置。
格付けはジャンク級の最上位となる「Ba1」とし、従来の「Baa3」から1段階引き下げられた。見通しは安定的。
ソフトバンクは10日、米携帯電話3位スプリント株の78%を総額216億ドル(会社発表で約1兆8000億円)で取得し、子会社化した。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)もすでに同社の長期格付けをジャンク級に引き下げている。
ムーディーズは格下げの理由として、ソフトバンクがスプリントに設備投資などで「追加的な財務支援を提供する必要が生じる可能性がある」と指摘。またスプリントの業績についても、2015年12月期末までにプラスのフリーキャッシュフローを創出できるかについて懸念を表明した。
エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、ソフトバンクの債務が増加したことを受け、「それに見合ったレーティングに変更された」と分析。ソフトバンクには国内の収益力があるため、格付けが「これ以上、悪化することは考えにくい」と述べた。
===以上、引用===