moroboshidanさんのブログ

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ウルトラセブンのスポンサー

今年はSF特撮の名作ウルトラセブン(1967~68)の放送終了45周年と、円谷プロ設立50周年で盛り上がっています。そのブームから、株式投資へのヒントを1滴でもしぼり取ろうという日記です。

 

今日のテーマは、スポンサーです。ウルトラセブンの放送された、TBS系列日曜日の午後7時からの枠は、「タケダアワー」と呼ばれ、アリナミンA等で有名な、武田薬品工業の一社提供でした。「タケダ、タケダ、タケダ-♪」のフレーズが有名です。1958年から1974年まで、16年間も続いていたのですね。筆者は、ウルトラセブンをリアルタイムでは見ていないのですが、このフレーズは覚えています。

 

製薬会社がスポンサーだったことで、作品中に薬、病院、医者、医療、バイオ技術等がよく登場したのでしょう。例えば、

・地球防衛軍のアンヌ隊員は医者。(ナースの格好にみえるが、看護婦ではない)

・第8話「狙われた街」では、精神を狂わす薬(赤い結晶体)が使われた。

・第22話「人間牧場」のテーマは、人体を使ったバイオ技術。

・第31話「悪魔の住む花」では、セブンがミクロ化し、人体の中で菌と戦う。

・第38話「勇気ある戦い」の舞台は、第三セントラル病院。

等、繰り返し出てきます。45年の間に大きな進歩はありましたが、「健康」は、常に人にとって最大の関心事のひとつです。もちろん、巨大ビジネスであることは言うまでもありません。

 

武田薬品工業は、現在でも医薬品セクター時価総額1位という、堂々たる企業であります。医薬品のビッグ4を比べてみると、7月5日現在、

                   ROE   PER  PBR

4502 武田薬品工業   6.29   27.8 1.69

4503 アステラス製薬     7.98  30.5  2.35

4568 第一三共             7.90  18.1  1.37

4523 エーザイ              10.9  24.3  2.50

となっており、もはや割安感は感じられませんが、4503以外は配当利回りが3%以上あることは注目でしょう。 医薬品業界は、利益率がトップクラスの業界なのです。ポートフォリオの中に欠かせない要素の一つと言えましょう。

 

製薬会社一社提供のメリットとして、作品中に出てくる製品のブランドに対する不自然な制約がありませんでした。例えば、作品中に出てくる自動車は、国産車、輸入車問わず、当時の代表的な車種が広範囲にチョイスされており、見ていて大変興味深いものとなっています。

 

安倍政権は国策として、バイオ・医療に重点を置くとのことですので、今後も、3本の矢の最後の1本である「成長戦略」の核となります。なお、iPS細胞関連等のバイオベンチャー企業については、別の機会に取り上げたいと思います。最後まで、私の妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました。投資判断は、自己責任でお願いします。

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