昨年5月の広島県福山市のホテル火災を受け、総務省消防庁は4日、防火基準に適合した宿泊施設で掲示できる新しい全国統一マークを来年秋に導入する方針を決めた。同日の有識者検討会で図柄を公表した。
対象は、30人以上収容の3階以上のホテルや旅館。現在は、消防法の防火基準に適合した300人以上収容の建物が掲示できるセーフティーマークがある。
新マークでは、ホテルなどの管理者が、セーフティーマークの点検項目に加え、建築基準法に基づく項目を点検した上で申請。消防機関が必要に応じて立ち入り検査し認定する。
図柄は2003年に廃止された「適マーク」とほぼ同じだ。