東京電力柏崎刈羽原発

東京電力は2日、停止中の柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に向けた安全審査の申請を行う方針を固めた。同日午後に開く取締役会で決める。原発の新規制基準が施行される7月8日以降、できるだけ早い時期に、原子力規制委員会に申請する方向だ。取締役会では、申請日までは決めない見通し。
福島第1原発事故の賠償や廃炉負担を抱える東電は、火力発電に用いる燃料費増加も大きな負担となっている。経営改善には、電気料金再値上げか、柏崎刈羽の再稼働が課題だが、新潟県など地元の理解を得る必要があり、再稼働までには曲折が予想される。