21日のNYダウは、小動きで、12825で終わった。急速に上げてきたことから、当然の一服ともいえるが、この水準は、月足では12916の転換線の直前、週足では基準線のすぐ上、12798であり、ここを固めないと先に進めないので、しばらくこの水準でもむかもしれない。週足のMACDが上げてきており、このへんで中長期のトレンドが反転する兆しではないかとも思うが、上に述べた月足転換線、週足基準線をぬけてくれば安心感が広がるのではないか。金融セクターの問題が本当に峠を越したのか、実体経済の悪化も先がみえてきたかどうか、を見極めるということだろうか。
為替はドル高、円安を試す動きだったが、雲に突入して104円台にはいったところで下降、現時点ではちょうど雲の下限102.98の少し上である。週足では、転換線101.95と基準線105.75の間の下のほうに位置しており、まだ本格的に円安トレンドに転換したとはんいえないが、週足のMACDやRCIも円安へそろりと動意づいていることから、下げ(ドル安、円高)は限定的ではないかという気がする。
ダウも下値が堅くなり、円高は限定的、ということは、日経平均にはいいニュースであろう。22日の終値は、13547.82円で148.73円安だった。窓をあけて下げ、終日マイナス圏であり、さえない感じではあるが、雲の上限に近くなっているので、おされるのは当然。しかし日足も週足もMACD、RCIが上昇中であり、あまり下げが大きくなるとは思えない。日足の雲の上限(13910だが急速に下降中なので、このまま値を保てれば雲ぬけできそうな様子である)月足の雲の上限13750あたりをぬけられるかどうか、ぬけてくればかなり明るくなってくる気がする。