今の若い人達の車離れからすれば、理解に苦しむだろうか。
ともかく、友人がイタリアの高級スポーツカーを買った。
よっぽどうれしかったのだろう。わざわざ電話して見に来いと言うくらいだから。
ドイツの高級セダンを購入した時には「ホントは欲しくなかった。」とこぼしていたのに。
彼のように親の代からの病院を経営して。地位も名誉も財産もある方は
それなりのモノを持たないといけないらしい。
その三種の神器を持たない(持てない?)自分にはよく分からない。
真っ赤なボディに爆音をならし、運転する彼はまるで免許の取り立てのあんちゃんのようだった。
よく奥サンが許してくれたねと聞くと、その代わり、奥サンの車の買い替え、ハーレーの売却、ムスコさんとの共有ってところで落ち着いたそうだ。
オクサンは同じスポーツカーならベントレーあたりが良かったみたい。
そんな彼でもこの車で病院に行くのは抵抗があるらしい。なんと言っても人目があるから。
息子なら「しょうがねえーな。」で済まされるが、病院長大先生では眉をひそめられるとの事。
窮屈な環境だ。自分ならブイブイいわせて乗りまくるのだが。
馴れたら、我が田舎に乗り来るそうだ。田舎ならぶっ飛ばせるから。若いと言うか頭がお花畑。
その時は運転させてくれるそうです。ハーレーを預かってくれるお礼で。
いつも間にか、私がハーレーを買う事になっている。オイオイ。