円安傾向や原材料価格の高騰を背景に、食料品をはじめ暮らしに欠かせない幅広い品目が7月1日から本格的に値上がりする。電気料金や一部の航空運賃、ブランド品なども対象で、家計には厳しい夏となりそうだ。
大手食品メーカーは、国際的な商品市況の上昇や円安の影響で、輸入原材料の価格が想定以上に高騰したと説明する。「企業努力だけでは大変厳しい」と、出荷価格の値上げを一斉に表明した。
日清フーズは、7月出荷分から家庭用小麦粉を約2~7%値上げ。山崎製パンや敷島製パン(名古屋市)も食パンや菓子パンなどを値上げする。