東京商品取引所の金先物が連日で値下がりし、約2年3カ月ぶりの安値をつけたそうです。
米国の量的金融緩和の年内縮小によって日米の金市場に流れ込む投資資金が減るとの懸念で売られたようです。
東京商品取引所で取引が最も盛んな先物(中心限月)は、消費税を含まない1グラム当たりで午前に一時3750円まで急落し、株式の終値に相当する清算値は前日比79円安の3836円だったそうです。
いずれも中心限月としては東日本大震災発生直後の2011年3月下旬以来の低さで、東京商品取引所は混乱回避のため取引を一時停止する「サーキットブレーカー」を発動したそうです。
また現物を扱う三菱マテリアルは28日午後、1グラム当たりの小売価格を前日より56円安い4064円と発表しており、金先物と同様、2011年3月下旬以来の安さだそうです。
ついこの間まで金は高かったような気がしていましたが、いつの間にかこんなに下がっていたんですね。