経営再建中のシャープが、中国の液晶パネル大手である南京中電熊猫信息産業集団(CECパンダ、南京市)と提携することが26日、分かった。現地に合弁会社を設立し、数百億円程度を出資。2015年にも液晶パネルの共同生産に乗り出す。
消費電力が少ない独自の新型液晶「IGZO(イグゾー)」の技術などを供与し、技術料名目で数百億円を受け取る。
技術流出への懸念からIGZOの技術供与には慎重だったが、経営再建を優先して自前主義を転換、協業に踏み切る。米通信技術大手クアルコム、韓国サムスン電子に続く有力メーカーとの提携で再建を加速する。