Abe_Reiji-2013さんのブログ

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今日の東京は先物主導でどんどん下落

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こんばんは!


本日の東京市場は昨晩のシカゴ日経平均先物終値13,380円にさや寄せする形で上昇して始まり、私も含めて多くの人が上昇を期待したと思います。


ところが、シカゴダウ平均先物が日本時間9:00(シカゴ時間19:00)頃に14,720ドルでしたが、その後じりじりと値を下げており、それに影響されたのか、日経平均先物価格も朝方の上昇の大半を早々に消す形で下落し始めました。


そして、日本時間10:00(シカゴ時間20:00)前後にシカゴダウ平均先物が14,650ドルへ急落したことを受けて、日経平均先物も13,130円へ急落してしまい、それに合せる形で日経平均も下落しています。


先物の出来高が増えているタイミングで大きく下落していることが多いことから判る通り、ダウ平均の先安感の強さもあってか、買い方の勢いよりも、売り方の勢いの方が強い形で前場は進んでいました。


後場に入ってからは急落せずに低めの水準ながら安定していましたが、14:30以降にシカゴダウ平均先物が14,628ドルへ一段と下落が進んだ影響を受けて日経平均先物への売り仕掛けが行われて13,100円を割り込む水準まで売り込まれて終わってしまいました。


為替相場の方は12:00に98.66円に達するなど円安ドル高が続いていますが、トヨタやホンダなどの主力輸出株が前日比マイナスとなるなど、円安効果による下支えもあまり機能していません。


本日も先物主導で展開された相場であったことが影響し、日経平均は前日比-1.26%となっていますが、TOPIXは前日比-0.89%、東証1部の時価総額は前日比+-0.84%となっています。


6月20日は日経平均が前日比-1.74%でTOPIXが前日比-1.33%、東証1部の時価総額が前日比-1.27%、6月21日は日経平均が前日比+1.66%でTOPIXが前日比+0.70%、東証1部の時価総額が前日比+0.72%となっていますから、ここ数日続けて日経平均がTOPIXや東証一部時価総額よりも騰落率が大きくなっていることが判ります。


つまり、このところ実態以上に相場が大きく変動しているように見える状況が続いているともいえます。


実際本日の東証一部の騰落銘柄数は値上がり769(44%)、値下がり852(49%)となっていますから、銘柄数では下落が少し多いくらいですので、保有株が下落していない人も多いかもしれません。


しかし、後ほど主な銘柄の動きを確認していく中で詳細を述べますが、主要自動車メーカーが軒並み下落したほか、電機メーカー、不動産大手などの主要な銘柄が下落していることもあり、下落銘柄数の比率の割りに東証の時価総額が下落しているともいえます。


ただし、この様な日経平均や主要銘柄が連日の様に上下の方向を変えながら大きく変動する状況が続くことは、上昇基調に入ったと見て安心して買いに入ることが難しくなり、出来高が増えながら安定して株価が上昇すると思えない心理を生んでしまいそうです。


ダウ平均の下落基調が予想される状況なだけに、今日の様にダウ平均やその先物の価格に強く影響され続けるようであれば、なかなか上昇し難い相場が続きそうです。


では、いつもの様に主な銘柄の動きを確認して参りたいと思います。

6件のコメントがあります
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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/24 20:16
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    いつもの様に日経平均寄与度の大きい代表銘柄であるファーストリテイリングとファナックを見て行こうと思います。


    やはり日経平均寄与度が代表銘柄ということもあり、両銘柄共に朝の寄り付きは高く始まったものの、その直後に急落が始まって前場の間に何度か下落幅を広げて右肩下がりとなっています。


    後場も低い水準とはいえ安定した状態が続いた後に14:40過ぎから急落が始まり、大引けでいつもの様に出来高が急増しながらの攻防が行われたものの、結局は終値で共に前日比2%を超えるマイナスとなって日経平均の下落を引っ張る形となっています。


    先物主導で展開された場合には、どうしてもその方向で株価が動く傾向にある銘柄なので、本日もその典型的な相場となったようです。


    なお、今日の大引けの出来高は最近では珍しく朝の寄付きよりも共に少なめになっているのは、最後の攻防が意外と激しくなかった…ということを意味するのかもしれません。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/24 20:17
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    日経平均寄与度が比較的高いことで知られるほかの3社を見てみると、何れも前日比でマイナスで右肩下がりとなっています。


    また、3社共に大引けの出来高が朝の寄り付きと比べると大きくなっており、最後の攻防が激しく行われているといえそうです。


    特にホンダは大引けだけでなく、その直前の出来高も大きくなって少し値を戻し、3,500円の大台を回復した形になっていますから、買い方が大台割れを防ごうと防戦買いを行ったものと推測されます。


    この大台の死守が下値メドと意識されて、明日以降の下値不安を抑制できるならば、PERやPBRといった指標面では割安感のある銘柄だけに買い易くなって反転上昇を狙うことが出来るようになるかもしれません。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/24 20:20
    57edb32bb 75e52a633 Db4246576 

    自動車メーカー3社について見てみると、何れも前日比で下落しています。


    日経平均寄与度が高い銘柄のホンダは10:37に早くも3,505円をつけて大台割れ寸前となっており、同業の中では早くから下落が進むと共に下落率も2%を超えて日経平均の下落を牽引する形になっています。


    主力銘柄として外国人投資家や機関投資家の比率が高めである前場はトヨタはホンダよりも下落幅が小さめに推移しましたが、後場に入ってから13:17に5,780円をつけて5,800円の大台を割り込み、終値も5,750円に留まるなど日経平均の下落に引き摺られて1.5%を超えるマイナスとなっています。


    その点、個人投資家によるザラ場の出来高が多いマツダはそうした日経平均の先物主導で展開された下落の影響は受け難いせいか、14:40頃から急落するまでは前日比プラスを維持するなど円安効果に支えられて比較的堅調でしたが、最後は前日を終値を割り込み下落となってしまいました。


    このように3社の下落率を比較すると日経平均との関連性の強弱がそのまま反映された形になっており、大型株については個別銘柄のファンダメンタルズよりも先物に振り回される相場の流れの影響が強く現れていることがわかると思います。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/24 20:23
    491176657 943f15013 932bf8415 

    本日は3社共に下落していますが、ソニー以外の2社は日経平均の下落率を上回る大幅な下落となっています。


    特に日立は14:48に622円まで下落して前日比24円、率にして約4%の下落となった上、機関投資家の比率が高めである銘柄であるせいか、買い方が値を戻そうと買い注文を大きめに入れた模様で、大引けの出来高が朝の寄り付きと比べると大きくなったほか、その直前もそれ前に比べて出来高が増える形になっています


    シャープも終値で約3%の下落という点では日立と同様ですが、機関投資家による売買が少ないせいか、14:40頃から出来高が増えていますが、特に値戻しすることもなく、大引けの出来高もザラ場の出来高が大目のタイミングと変わらないレベルで株価も横ばいとなっており、特に機関投資家による株価防衛などによる激しい攻防がなかったものと推測されます。


    ソニーの大引け付近の出来高の推移は日立とシャープの中間的な感じになっており、昨今の米国のファンドによる大量保有もあって機関投資家などによる攻防が少し見られたのかもしれません。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/24 20:25
    B081dd705 Aa2fbdaee 15c8f0d85 

    メガバンクについて見てみると三井住友が前日比+5円の4,325円と辛うじてプラスで終えましたが、三菱UFJが前日比-6円の578円で、みずほが前日比横ばいとなり、初値よりも終値が低くなってしまった点は共通していますが、前日比で見るとバラバラの結果となっています。


    平均株価の影響を受け易い三井住友と三菱UFJは14:40頃に急落しており、日経平均の急落と歩調を合せて大きく値を下げたことがわかります。


    みずほも14:40に本日の最安値を付けているのは同じですが、直前から値動きがほんの1円きり下がっただけであり、日経平均と歩調を合せた…というほどの影響は受けていません。


    やはり、株価が安過ぎて値動きが限られ、かつ個人投資家が主体であるが故にみずほは平均株価の影響を受け難いことが今日の相場からも良く判るように思われます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/24 20:27
    D35220360 93f029cf2 6824bf4ef 

    不動産大手3社について見てみると、3社共に日経平均よりも下げ幅は小さいものの下落しています。


    3社共に朝の寄り付き直後に日経平均が急落した際には下落したものの、その直後から切り替えして上昇し、前場は前日比プラスで終えていました。


    ところが、後場に入ってから急落し、3社共に12:50にほぼ値を消す形になって逆行高から一転して平均株価に引き摺られて株価が伸び悩むことになりました。


    こうして後場からは日経平均の動きと連動するようになったせいか、14:40過ぎからの急落も同様に起こっており、その下落を挽回できないまま終値で下落となってしまっています。


    特に三井不動産と三菱地所は14:40頃から大引けまでの間に出来高が増えて下落する傾向が顕著に現れています。


    また、三菱地所は大引けの出来高が朝の寄り付きと比べると大きくなっており、機関投資家同士の間で株価をめぐる攻防が繰り広げられたと推測されます。

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