こんばんは!
本日の東京市場は昨晩のシカゴ日経平均先物終値13,380円にさや寄せする形で上昇して始まり、私も含めて多くの人が上昇を期待したと思います。
ところが、シカゴダウ平均先物が日本時間9:00(シカゴ時間19:00)頃に14,720ドルでしたが、その後じりじりと値を下げており、それに影響されたのか、日経平均先物価格も朝方の上昇の大半を早々に消す形で下落し始めました。
そして、日本時間10:00(シカゴ時間20:00)前後にシカゴダウ平均先物が14,650ドルへ急落したことを受けて、日経平均先物も13,130円へ急落してしまい、それに合せる形で日経平均も下落しています。
先物の出来高が増えているタイミングで大きく下落していることが多いことから判る通り、ダウ平均の先安感の強さもあってか、買い方の勢いよりも、売り方の勢いの方が強い形で前場は進んでいました。
後場に入ってからは急落せずに低めの水準ながら安定していましたが、14:30以降にシカゴダウ平均先物が14,628ドルへ一段と下落が進んだ影響を受けて日経平均先物への売り仕掛けが行われて13,100円を割り込む水準まで売り込まれて終わってしまいました。
為替相場の方は12:00に98.66円に達するなど円安ドル高が続いていますが、トヨタやホンダなどの主力輸出株が前日比マイナスとなるなど、円安効果による下支えもあまり機能していません。
本日も先物主導で展開された相場であったことが影響し、日経平均は前日比-1.26%となっていますが、TOPIXは前日比-0.89%、東証1部の時価総額は前日比+-0.84%となっています。
6月20日は日経平均が前日比-1.74%でTOPIXが前日比-1.33%、東証1部の時価総額が前日比-1.27%、6月21日は日経平均が前日比+1.66%でTOPIXが前日比+0.70%、東証1部の時価総額が前日比+0.72%となっていますから、ここ数日続けて日経平均がTOPIXや東証一部時価総額よりも騰落率が大きくなっていることが判ります。
つまり、このところ実態以上に相場が大きく変動しているように見える状況が続いているともいえます。
実際本日の東証一部の騰落銘柄数は値上がり769(44%)、値下がり852(49%)となっていますから、銘柄数では下落が少し多いくらいですので、保有株が下落していない人も多いかもしれません。
しかし、後ほど主な銘柄の動きを確認していく中で詳細を述べますが、主要自動車メーカーが軒並み下落したほか、電機メーカー、不動産大手などの主要な銘柄が下落していることもあり、下落銘柄数の比率の割りに東証の時価総額が下落しているともいえます。
ただし、この様な日経平均や主要銘柄が連日の様に上下の方向を変えながら大きく変動する状況が続くことは、上昇基調に入ったと見て安心して買いに入ることが難しくなり、出来高が増えながら安定して株価が上昇すると思えない心理を生んでしまいそうです。
ダウ平均の下落基調が予想される状況なだけに、今日の様にダウ平均やその先物の価格に強く影響され続けるようであれば、なかなか上昇し難い相場が続きそうです。
では、いつもの様に主な銘柄の動きを確認して参りたいと思います。