ドル建ての金は、FOMCにて年内の金融緩和縮小の可能性について言及されたことを背景として売りが膨らんだ。このところ、量的緩和縮小・終了をめぐる思惑で方向感が定まらなかったドル建ての金であるが、バーナンキFRB議長の明確な言及でいったん相場は落ち着くかと思われた。しかし、日米欧の大胆な金融緩和による資金流入期待で上昇する図式が、いずれ時間の問題で終焉との見方が徐々に拡がり、リスク商品から資金を引き揚げる動きが加速した。金融政策を巡る不透明感は薄れたが、FRBが順調に量的緩和縮小を進められるような米景気回復となるのか、今後発表される経済指標を確認しながらの展開と思われる。
国内金相場も、当面は下値模索の不安定な取引展開となりそうである。本日夜間取引時間は、主要な指標関係の発表予定はないが、地合いの悪化で変動しやすいので注意が必要である。
夜間取引レンジ 4,032円~4,122円
中川
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