トレンド転換になるか・・・

 18日のNYが大きく上げたのをうけて19日の日経平均も大きく窓をあけて上昇した。三つも窓があいているので、過熱が懸念されるところであるが、水準的には、雲の上限近辺まで一気にきている。MACDはゼロラインをわらずに反転上昇、RCIも上げに転じている。ただ遅行線は雲の下限にぶつかるところにきており、このあたりで一度調整にはいるかもしれないが、日足は一応上げ基調。
 週足で見るとかなり戻してきたが週足ではまだ基準線以下。基準線は14289で、まだかなり上。週足の雲の下限は16664とはるか上に位置している。とはいえ、週足ベースのRCIも上昇、MACDはまだゼロラインの下であるが上げに転じつつある。週足をみるとまだどこまで戻すつもりか、はっきりしない。
 だがより重要なのは、長期の月足が形がよくなっており、雲の上限13750のすぐしたまできていて、抜けそうなことだ。月足のMACDはまだマイナスだが、RCIも底値からあげてきており、底打ちを示唆。日足はかなり強く、週足はまだ迷っているとはいえ、長期トレンドはどうも底をうち反転のきざしをみせてたのではないか、と思われる。
 ドル円も同様な動きだが株価よりややにぶい。日足はついに転換線をこえて雲に突入したところ。日足MACDもゼロラインを超える様相であるが、週足はまだ基準線の下で、リバンウンドの域をでていない。ドル円月足はまだ雲のはるか下にあるが、月足RCIは底ばいから少しあげている。
 月足のレベルでおおざっぱにみると、NYが雲の上で転換線のすぐ下にきており一番強く、次に日経平均が雲の上にでようとしているところ、ドル円が雲の下で一番弱い。結局NYの株は足元の企業業績は悪いが、金利の低下などを材料に将来の回復をみこんでなんとか戻り歩調だが、金利の低い分だけ、ドルはダウの戻りよりにぶくて安く、日経平均は、NYの戻しについていきたいが、ドル安があしかせになって割り引かれてしまっていると考えられようか。問題はやはり震源地のNYダウの戻りが本物かどうか、ということであるが、チャートでみる限りは、かなり本格的な戻りになってきている気はする。ファンダメンタルの理屈からするとすべての根源である住宅市場の底打ちの確認が必要であるが・・・
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