こんばんは!
今日は朝の寄付きから前日比下落かつシカゴ日経平均を下回る水準で始まり、そこからさらに下落して9:20頃には13,000円割れにまで落ち込みました。
その後は戻りを試して10:10頃に13,190.82円に迫る本日の最高値をつけて順調に値戻しするかに見えましたが、そこから再び急落して10:50頃に13,000円に迫るところまで下落しており、中国のPMIの悪化と米国FOMC後の会見で明らかになった金融緩和縮小観測によるアジア株の相場下落の影響が前場から既に現れていました。
そうした下落に危機感を募らせたのか、今日の東京市場では買い方が後場の寄り付きで日経平均寄与度が高い銘柄について本日の中では最大の出来高となった大口の注文を出して日経平均そのものの価格維持を狙う動きを見せました。
こうした買い支えの効果が出たのか12:45頃に13,145円位まで値戻しすることに成功しましたが、13:00頃に出来高が増えて下落が始まり、14:00頃にも出来高が増えて下落が加速していって14:12頃に本日の最安値12,966.41円へ下落して13,000円割れへ再び追い込まれる形になりました。
この下落もPMIの指標が予想以上に悪かった中国を中心とするアジア株の相場下落に引き摺られた結果のようで、円安ドル高の効果も空しく東京市場の株価も日経平均が230.64円(-1.74%)安の13,014.58円と大幅な反落となっています。
97円台まで突入した円安ドル高は東証の時間帯中もほぼ右肩上がりにドル高となっていますが、NYダウや中国などの株安効果の方が上回ってしまったようです。
この結果、私の値を戻して終値で上昇するという読みが外れてしまいました。
ただ、東証の時間帯を終えた後も円安ドル高は継続しており、16:00過ぎには97.7円近辺まで進んでいますので、今日のNYダウが大幅な続落とならなければ、明日の日経平均などの日本の株価は続落にはならず、値を戻して行かないかと期待しております。
なお、先に述べた円安ドル高の効果が全く無かった訳ではないようで、輸出銘柄の多くは日経平均よりも下落率が低くなっていたり、上昇している場合もある位なので、為替の効果による株価の上昇への期待を捨て去る必要がある状況とは思えませんでした。
また、中国のPMIの悪化は中国向けの輸出が多い銘柄を中心に大きな下落をもたらしましたが、やはり中国向けの販売が少なかったり皆無に等しい銘柄は下落していない為、中国経済の減速の影響も意外と限定的なものと考えることも出来そうです。
なお、日経平均は前日比-1.74%となっていますが、TOPIXは前日比-1.33%、東証1部の時価総額は前日比-1.27%となっていますから、本当の株価の下落率は実は日経平均よりも小さいと言えるのではないでしょうか。
では、次は為替相場と国債先物価格を確認し後に、いつもの様に主な銘柄の動きを確認して参りたいと思います。