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優先株の行方
伊藤園優先株の株価が普通株より3割安い状態が続いていると日経ヴェリタスに掲載されていました。
伊藤園優先株がなぜこのように割安なのか、私も日記で取り上げてきましたが、ヴェリタスでも同じ問題意識を持って取り上げています。
伊藤園優先株は配当が普通株より25%多く、配当利回りは3.9%と、魅力的です。ただし議決権がないのですが、海外では無議決権ディスカウントは5%程度です。
流動性が普通株よりも低いことも事実ですが、出来高を見てもそれほど少ない訳ではありません。
ヴェリタスでも紹介されているように、機関投資家が売買対象にしていないなど、買い手不在が株価低迷の大きな原因のようです。
だだ、記事の最後に、株主総会へ向けて複数の企業が優先株上場を検討しているとの観測が報じられており、優先株が増えてくれば、機関投資家も無視できなくなることも考えられます。
そうなれば、優先株と普通株の価格差も小さくなる可能性があります。
個人投資家にメリットの大きい優先株が増えてくれば、個人投資家の市場参加が活発になり、株式市場の活性化につながると期待しています。
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現状では、難しいでしょう。
あえて流動性の低い株を買ってしまったら売れないからです。
確かに配当目当ての長期保有ならいいでしょう。
大量にこの株を持つ意味もないから売れないのでしょう。
揺さぶりをかけるにも議決権があったほうがいいでしょう。
>あえて流動性の低い株を買ってしまったら売れないからです
中小型株から比べれば流動性はあるのですが、伊藤園普通株と比べると流動性は低いですね。
売るときの不安が大きいのですね。
配当目当ての長期保有なら利回りも良く、株価も普通株がある程度は下支えになるのではないかと思います。
昨日は私の記事にコメントをいただき、ありがとです。
伊藤園に勤める知り合いがいるので、以前、優先株について
尋ねてみたのですが、よくわかっていないようでした。
私は優先株というその名前は知っていたので、
面白い形式だなぁと注目していたのですが、
なかなか鳴かず飛ばずな感じで、
まだその形式がしっかりと理解されていないのかなと
感じました。
今後もとりあえずこの形式、
注目だけはしておこうと思います。
伊藤園優先株、社員も知らないのでは、知名度低いのもうなずけます。
優先株が東証上場の外国株式のように、個人投資家にはメリットが大きいのに忘れられた存在になってゆくのが心配です。