金【思惑に注意】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

日中取引時間は、NY市場安や円高を背景に手じまい売り先行で始まり、前日比25円安の4220円で寄り付く。その後、決め手に欠き模様眺めとなったが大引けにかけNY時間外の値下がりとともに売られ、結局前日比31円安の4214円で終了。

NY市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え量的緩和縮小をめぐる思惑が交錯し、軟調な地合いが続いている。18日から2日間の予定で行なわれるFOMCでは、金融緩和縮小について協議がなされるのか、また、会合後の会見でバーナンキFRB議長が出口戦略について言及するのかに注目が集まっている。ただ、緩和縮小の条件としている「雇用情勢」は十分に改善されているとは言えず、早期縮小観測が高まる結果とは考えにくいのだが。いずれにしても見極めが先であり、FOMCが終わるまでは方向感に乏しい取引展開と思われる。

一方円相場もFOMC待ちであり、95円を挟んで小康状態か。国内金相場は、積極的には仕掛けづらい時間帯である。本日夜間取引時間は、6月の独ZEW景気期待指数(18：00)、5月の米住宅着工件数(21：30)、5月の米消費者物価指数(21：30)などに注目する。発表数字次第で思惑が高まる可能性があるため、十分な注意が必要である。


夜間取引レンジ　4,180円～4,235円　

中川

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