今回の景気回復局面のカギになるのは金融政策。
インフレ目標政策をしっかり貫けるか、2年2%の目標を達成すべく真面目にやるか、、そこがポイント。
それが欧州債務危機など外乱を抑えること、外乱の波及を抑えることにもつながる。
中国発デフレ圧力(空洞化圧力)を抑えることにもつながる。
さて、現下の政治勢力は、金融緩和まじめ度合いで見ると、みんな・維新>自民>民主その他、、となってます。 民主その他は金融引き締め派と言っても良い勢力です。
しかし、民主その他が勝っても、自民の政権は崩れない。 中銀を自民が抑える状況も変わらない。
どこの政党が勝っても、自民の政権も、自民主導の金融政策も変わらないのだから、当面の景気回復トレンドは変わらない。
むしろ、民主その他が勝ったほうが、自民は党勢挽回のため、景気回復をより強くするため、金融緩和を更に吹かし続ける可能性すらある(大局的に見れば安倍政権の金融緩和策も党勢挽回策の一環)。
今回景気回復局面だけでなく中長期のプラス度という点では、みんな・維新が躍進し、金融緩和、成長戦略で自民のシリを叩くのがベストですが、民主その他が勝ったとて、今回景気回復シナリオへの影響は軽微と見ます。
今回の景気回復シナリオに大きな影響を与えうるのは、更に次の選挙以降でしょう、、、いつになるかは分かりませんが。
(補足)金融政策への政治的圧力のイメージ
1.自民優勢継続: 晴れのち曇り(再増税への備え)
2.自民政権下で民主伸長: 晴れ度合いアップ(バブルに注意w 事後の再増増税路線不変)
3.衆参で自民民主拮抗化: 早めに曇天化(再増税路線への動きが早まる)
4.民主党政権: 土砂降り
(再増税路線、社会主義化の促進強化。デフレ、不況は人口減で低成長のせいらしいw)
5.みんな・維新伸長: ずっと晴天化(増税路線見直し)
※ 晴れ度合いはインフレ目標政策のまじめ度合いを示す。 天候不順はインフレ目標政策から
の乖離ですが、それは日本の場合、デフレ指向(=増税路線)を意味します。
※ 官僚多数、マスコミ多数(『官報複合体』)は増税指向、社会主義指向だから3を望んだ動
きになっている。 利権勢力(自民支持母体)も官僚、マスコミほど社会主義指向はない
が、バラマキ路線維持のため、増税指向。 民主党はある意味、官僚多数、マスコミ多数の
意を受けた政党なのです。
※ 官僚、マスコミ、利権勢力に対し圧倒的多数の一般国民のうち3割が洗脳されず、自己の
『持続的な』利益増大(もしくは利益低減回避)に敏感ならば、政治は自ずと5.に進み、
最終的に全国民がハッピーになっていく。 なぜなら、自己を豊かにし続けるのは福祉や利
権のバラマキ(元手は税金、増税)でなく、自助努力だけだから(自助努力の世界でもいざ
というときの社会保険は当然あります。その元手は自己の保険積み立て)。 自助努力を促
し、妨害しない政治だけが、国民を豊かでハッピーにし続ける
(補足) 公明を入れ忘れてました、、。 一応、金融緩和推進だそうです。 ま、長いものに巻かれろってことらしい。