富士山と本栖湖=4月、山梨県富士河口湖町
富士山(山梨、静岡両県)の世界文化遺産登録を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第37回世界遺産委員会が16日、カンボジアの首都プノンペンで開幕した。ユネスコ諮問機関の勧告通り登録が決まるのはほぼ確実。国内の世界遺産は2011年登録の平泉(文化遺産・岩手県)と小笠原諸島(自然遺産・東京都)以来、17件目となる。
27日までの会期中、富士山を含む新規登録の審査は21~23日に行われる予定。
政府は12年1月、富士山が信仰の山であり、葛飾北斎の浮世絵に描かれるなど芸術文化を育んだとして推薦書を提出。ユネスコ諮問機関も高く評価した。