はらみの上抜けが起こるかどうか注目

優利加さん
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昨日の米国株式市場は大幅反発した(DJIA +180.85 @15,176.08, NASDAQ +44.93 @3,445.37)。これを受けて本日の日本株全般は上げる銘柄が多かったが、それでも全面高には程遠く高安まちまちともいえる。東証1部では上昇銘柄数が960に対して、下落銘柄数は635となった。騰落レシオは遂に70%を割り込み、69.60%へ低下した。東証1部の売買代金は3兆3155億円となり3兆円を回復したが、今日はメジャーSQだったのでその分かさ上げされており、実質的には3兆円を割り込んだままであった。

TOPIXも日経平均も反発した。TOPIXは上ひげを引いた短陰線、日経平均も上ひげを引いたほぼ寄り引き同事線となり、昨日の長大陰線と合わせてはらみ線となった。米国株式相場の大幅反発がなかったらこれだけ戻ることはなかっただろう。それだけ日本株の相場の地合いは脆弱となった。それでも、騰落レシオが70%を割り込むような安値圏でのはらみ線となったので、来週月曜日にはらみの上抜けが起こるかどうかが注目される。

TOPIX +12 @1,056
日経平均 +241円 @12,686円

業種別で見ると、上昇率トップは不動産、そして倉庫・運輸、電気・ガスと続いた。
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