Abe_Reiji-2013さんのブログ

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黒田ショックで売り崩し

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今日の日経平均は、黒田日銀の結果を受けて前場と後場の間の昼休みの時間帯に日経平均先物やドルなどが大きな出来高を伴って売り仕掛けをされ、一気に値を崩しています。

 

昼間の時間帯に於ける日経平均先物ミニの最安値は12:10につけた13,145円であり、後場の寄り付きまでには今日最大の先物の買い仕掛けが行われてかなり急激に戻したこともあり、後場の寄り付きの辺りでの最安値は約13,300円で留めています。

 

いわゆる通常の企業の昼休み時間帯が終わる13:00頃に合せて12:55に日経平均先物ミニは大きな出来高を伴いながら13,469円まで上昇しましたが、この価格が後場のほぼ最高値といえるレベルでした。

 

14:45にも13,470円をつけてもう一つのピークを形成していますが、この高値付近でももちろん出来高が増えており、買い方が必死に買い上げていったことが判ります。

 

しかし、ここ数日こうした攻防が行われた他の営業日と同様にこの時間帯を過ぎると今度は売り方が優勢になって大引け付近では再び価格が急落しており、結局後場の寄り付き付近とあまり変わらない13,300円に近い水準で大引けとなりました。

 

ドル円相場もほぼ同じ傾向であり、これらはリンクして売り崩されていったことが明白な相場展開を見せています。

 

今日は日銀の会合の結果待ちという様子見していた筋が多かったせいか、後場の方が出来高が膨らんだ銘柄も多く、後場の寄り付きや大引けの出来高が朝の寄付きよりも多い銘柄が多数見られ、先日までの様な日経平均寄与度が高い銘柄に限らなかったのが今日の特徴になっています。

 

もっとも今日は個人投資家を狙い打つ形ではなかったようで、個人投資家が多く売買している銘柄が特に後場の寄り付きや大引け付近などで出来高が急増して売り込まれてはいません。

 

むしろ、こうした傾向は代表的な銘柄と思われている大型株に顕著であることから、機関投資家同士の激しい攻防が繰り広げられた模様です。

 

先日と同様にいくつかの銘柄や先物の出来高とチャートから分析してみるとみることにします。

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12件のコメントがあります
  • イメージ
    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/12 07:13

    おはようございます。

     

    このところ、大口の機関投資家が激しい攻防を繰り広げているので、私達個人投資家はそれに引き摺られて振り回される形になりますね。

     

    彼らとは資金量が全く異なりますから、彼ら大口機関投資家の動きに合せてその流れを読んでいくしかなさそうです。

     

    最近の下落する相場では過去の日記のチャートを見て頂くとわかりますが、代替14:45前後に後場の最後のピークが来て、そこから売り込まれるパターンが多くなっています。

     

    難しい相場が続きますね…

     

    無理せずにじっくりと構えて流れを確認して参りましょう!

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    skybbさん
    2013/6/12 06:46
    コメント有難うございます。とても分析がすぐれ感心します。これからも参考にさせていただきます。
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    お早うございます

     

    私の日記にコメント有難うございました。

     

    私のような零細投資家は、波に浮かぶ木の葉状態、

    大口の攻防に、資金引き揚げることも出来ず右往左往するばかり

    今日もそんな攻防続きそうで真っ青状態です。

     

    この週末台風三号の動きも気になります、空梅雨も困りますが

    直撃被害も心配、こちらも高気圧が

    どう台風三号ブロックするかで進路が変わり

    消滅の可能性もあるけど油断禁物ですね。

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    Rubyさん
    2013/6/11 23:52

    ありがとうございます

    楽しみです  ♪

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/11 23:36

    こんばんは!

     

    お役に立つかどうかわかりませんが、宜しかったらご覧下さい。

     

    ご意見がありましたら、遠慮なくどうぞ!

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    Rubyさん
    2013/6/11 23:33

    こんばんは

    いきなりお邪魔しています

    これからも読ませていただきたいのでよろしくお願いします

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/11 19:52
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    本日のもう一つの特徴は不動産大手に於いても大引けでの出来高急増と急落が見られることでしょう。

     

    特に三菱地所は大引けが最も出来高が多く、ほとんど見えないくらいの細長いローソク足の下限付近に終値があります。

     

    三井不動産は大引けの出来高が後場の寄付きを若干下回ったものの、朝の寄付きよりも多く、大引けでの急落が見られると共に長いローソク足の下限付近が終値という売り崩しが見られます。

     

    黒田日銀相場というかアベノミクスというかの象徴的な上昇業種を代表する大手2社を狙い撃ちされたようなチャートといえるでしょう。

     

    こうして各銘柄などを見てみると、日経平均こそ今日の先物の最安値よりも高く保ったものの、今日は大引けでの攻防において売り方が勝つ形になっていると見たほうが良さそうです。

     

    東証が取引を終えた後の日銀の黒田総裁の会見を受けて、17:00頃から日経平均先物が約13,400円から約13,200円に急落しており、同じ時間帯に約98.2円から約97.5円に急落したドル円相場と相俟って、明日も日経平均は続落すると見たほうが良さそうです。

     

    今日のランチタイムの後場の寄り付きで購入した場合に大引けの株価が上回って割安に見えた銘柄も多かったと思われますが、明日まで持ち越した場合には決して割安でなかったことになりそうな相場展開と思われます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/11 19:51
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    今日はメガバンクにおいても大引けが最も出来高が多く、株価が急落するチャートが見られます。

     

    この傾向は日経平均に比較的連動しやすい三井住友が最も顕著であり、大引けでの急落により朝の寄り付きとほぼ同じレベルまで急落しています。

     

    三菱東京UFJも大引けが最も出来高が多く、そこで急落してローソク足の最も下が終値になっていますが、朝の寄り付きや後場の寄付きよりとの出来高の差が小さく、株価も大引けの方が朝の寄り付きや後場の寄付きよりも高く保たれているという違いが生じています。

     

    なお、もう一つのメガバンクであるみずほは今日も独自の動きで、出来高が最も多かったのは後場の寄り付きであり、朝の寄り付きや他の日中の時間帯にも大引けよりも出来高が大きな時間があるほか、大引けも下落こそ見られるものの極端な動きはありません。

     

    株価が低過ぎて個人投資家の売買が多いこともあってか、売り崩しの対象から外れてしまっているようです。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/11 19:50
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    こうした個人投資か主体の銘柄ではなく、機関投資家の割合が大きな大手狙いの売り崩しは電機メーカーにも見受けられます。

     

    電機メーカー3社の中では日立だけが大引けが最も出来高が増えて、価格も14:45から急落し、大引けでも下落方向の長めのローソク足になっています。

     

    シャープは個人投資か主体の取引であるほかに、そもそも日本を代表する電機メーカーとされていないせいか、特に大引けの取引急増もなく、そこでの急落も見られません。

     

    ソニーはその両者の中間で、大引けの出来高は朝の寄付きよりは少ないものの、後場の寄り付きより多く、14:45からの下落も見られますが、大引けに日立ほどの長めのローソク足になっておらず、そこでの急落も見られません。

     

    このように個人投資か主体の銘柄ほど、大引けでの出来高急増や急落が見られないのが特徴と言えます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/11 19:49
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    自動車メーカー3社を見て行くと、今日は普段日経平均寄与度の高さで激しい攻防が繰り広げられるホンダだけでなく、トヨタも大引けで出来高が急増して朝の寄り付きや後場の寄付きを上回っただけでなく、価格が急落して大引けのローソク足のほぼ一番下が終値になっています。

     

    その点、個人投資家の売買が多く、自動車メーカーとしては代表的な企業ではないマツダは普通に朝の寄付きが最も多くなっており、大引けで多少出来高が増えているものの、そこで株価が急落しておらず、売り方が特に仕掛け的な売り浴びせは行っていません。

     

    このように自動車メーカー3社を比べると、日本を代表する銘柄を売り崩そうとしたと推定され、機関投資家同士の攻防が繰り広げられたことがわかりやすく見られると思います。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/11 19:48
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    他の日経平均寄与度が高い銘柄もやはり大引けの出来高が突出して大きくなっていてしかも大引けで急落が見られます。

     

    ホンダは一応大引けの長いローソク足の中間が終値扱いですが、信越化学や京セラは大引けのローソク足のほぼ一番下辺りは終値となっており、完全に売り方が勝った形で終えてしまっています。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/6/11 19:47
    710edf191 Fa2c29bd4 

    いつもの様に日経平均寄与度が上位となることが多いファーストリテイリングとファナックを見てまいりましょう。

     

    両銘柄共に朝の寄り付きの直後にも急落が見られますし、後場の寄り付きに前場の引けよりも急落していますが、これは他の銘柄にも見られることで、今日としては特別なことではありません。

     

    むしろ、朝の寄付きよりも後場の寄り付きの出来高が少なめであり、大引けの出来高の多さが極端な形になっています。

     

    つまり、後場の寄り付き付近での急落に際して特にこの2社が狙い撃ちされたのではなく、先物主導ではあったものの、幅広い銘柄が売られて日経平均は急落したことが見て取れます。

     

    もっとも大引けには両銘柄共に出来高が今日の中では極端に突出して増えており、ファナックは大引けで急落しているなど、最後の日経平均の攻防においては大きな位置を占めたようです。

     

    しかし、後で見ていく他の銘柄でもこうした大引けの出来高が急増しており、先日までの様に日経平均寄与度が大きな銘柄だけでなく、トヨタなど代表的な銘柄も出来高が大引けが突出しています。