社債関連ではありませんが、昨日のニュース記事にこんな記事がありました。
→いいことづくし? 中流層が太陽光発電設備を欲しがるワケ(SankeiBiz)
どうも元ネタをたどると、President Onlineの4月の記事のようです。
→小遣いになる!? 太陽光発電設備を欲しがるワケ ~生活必需品編(2)
「小遣いになる!」そうですが、本当なのでしょうか?
固定買取価格制度が導入され、
(最近はスプリント買収で霞んでしまいましたが)ソフトバンクなども参入している太陽光発電ですが、
投資として考えるといったいどの程度の利回りになるのでしょう?
グリーンエネルギーナビというサイトに、
各市区町村において太陽光発電を設置した時の発電量や
売電収入を試算するツールがありましたので、
太陽光発電の期待利回りについて調べてみました。
太陽光発電の利回りは幾つかの変数によって左右されます。
・都道府県/市区町村ごとの助成金
・日照量=発電量
助成金が多くもらえて、日照量が多いところが利回りがよい計算になります。
以下が、都道府県庁所在地における太陽光発電期待利回りトップ5です。
(なお、以下の前提を置いて計算しています。
・設置容量 3.5kw
・南向き
・初期投資に対して、20年間の累計キャッシュフローが
20年間複利利回りで何%に相当するかを試算
・当然予想される発電量の経年劣化などは考慮せず)
1.東京都新宿区 5.89%
東京都の年間予想発電量は3,488kwh/年と全都道府県の平均以下ですが、
新宿区からの補助金が30万円出るため、堂々の期待利回りトップです。
なお、同じ東京都でも港区は、なんと60万円の助成金が出るため
期待利回りが7.66%と驚愕の数字になります。
2.香川県高松市 5.74%
香川県の年間予想発電量は3,899kwh/年と、全都道府県の中で6番目に多くなっています。
かつ香川県から7万円+高松市から7万円の助成金が出るため、
かなり高い期待利回りとなっています。
なお、同じ香川県の善通寺市では、
市から17.5万円の助成金が出るため
期待利回りが6.22%と6%超のリターンになります。
3.福島県福島市 5.73%
福島県の年間予想発電量は3,610kwh/年と、
全都道府県の平均をやや下回る程度です。
しかし福島県から12.3万円+福島市から10.5万円の助成金が出るため、
かなり高い期待利回りとなっています。
なお、同じ香川県の耶麻郡磐梯町では、
市から21.0万円の助成金が出るため
期待利回りが6.24%と6%超のリターンになります。
4.宮崎県宮崎市 5.67%
宮崎県の年間予想発電量は3,973kwh/年と全都道府県の中で第3位です。
かつ宮崎県から3万円+宮崎市から7万円の助成金が出るため、
かなり高い期待利回りとなっています。
5.鳥取県鳥取市 5.58%
鳥取県の年間予想発電量は3,404kwh/年と全都道府県の中でワースト6位です。
かつ鳥取県としての助成金はありませんが、
鳥取市が26.3万円と手厚い助成金を用意しているため、
かなり高い期待利回りとなっています。
なお、全都道府県の中で最も日照量が多いのは高知県で4,029kwh/年ですが、
高知県/高知市ともに助成金制度がないため、期待利回りでは13位に甘んじます。
このように、ロケーション的に日照量が多く年間発電量が多いところもあれば、
日照量にはハンデがありつつ、都道府県や市区町村独自の助成金が効くところもあります。
「自分が住んでいるところは曇りがちだから」と思っていても、
実は都道府県/市区町村の助成金で太陽光発電の経済性が大きく変わることもありえます。
自宅に太陽光発電を設置するスペースをお持ちの方は、
実際に住んでいる場所でどの程度の発電量/売電収入が期待でき、
また、どういった助成金があるのかをチェックしてみると、
意外な投資リターンが出てくるかもしれません。
正確なところは見積もりをとってみないとわからないでしょうが、
まずはグリーンエネルギーナビなどで簡易シミュレーションをしてみると
おおよその目安はつくかと思いますのでお試しを。