先週金曜日の米国株は大幅続騰した(DJIA +207.50 @15,248.12, NASDAQ +45.16 @3,469.22)。非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想をやや上回ったものの、失業率が前月比0.1ポイント悪化したため、FRBが金融緩和をまだ継続するとの見方が広がったため。また為替レートが円安へ大きく動いた。これを受けて本日の日本株は大幅高となった。東証1部では上昇銘柄数が1,670に対して、下落銘柄数は39となった。騰落レシオは83.95%。しかし、東証1部の売買代金は2兆5670億円へ縮小し、3兆円を大きく割り込んだところが気になる。
TOPIXも日経平均もギャップアップして始まり、さらに伸びて陽線で終えた。最近は大幅下落したり大幅反発したりでジェットコースターのような相場が続いているので、振り回されて手が出せずに様子見を決め込んでいる個人投資家は多いだろう。相場が安定化するにはもう少し日柄が必要であると見ているが、5月23日の長大陰線で相場が崩れ始めてから今日で13日目であり、あと4日で一目均衡表の基本数値の17日となる。17日前後に注目したい。
TOPIX +55 @1,112
日経平均 +637 @13,514円
業種別では全業種が上昇した。上昇率では円安を好感して輸送用機器が1位、鉄鋼が2位、ゴム製品が3位と続き、相場が大きく上昇したので証券も大きく上昇して4位となった。
1 輸送用機器(東証1) 2,557 +184 +7.76
2 鉄鋼(東証1) 524 +38 +7.72
3 ゴム製品(東証1) 2,445 +165 +7.26
4 証券・商品先物取引(東証1) 457 +30 +7.11
5 情報・通信業(東証1) 1,962 +123 +6.70
6 石油・石炭製品(東証1) 895 +52 +6.17
7 非鉄金属(東証1) 768 +44 +6.14
8 サービス業(東証1) 1,091 +62 +6.01
9 電気機器(東証1) 1,346 +73 +5.77
10 金属製品(東証1) 953 +51 +5.67