最近の日経は荒いですね。
急ピッチの上昇、そして反動での急降下
チャートに振り回され、運用会社の決算行動に振り回され、、、、そういう行動はロスが大きいと思える。
個人はじたばたせず、何もしない、という行動を選択出来る。 それが強みと思うのです(運用会社にはそれが出来ない、やりにくい)。
じたばたすると、往々にして却ってポジションを悪化させます。
大きなマクロの流れを見て、ポイントをついた取引に絞ること、、これが最大のリスクヘッジであり、最高にシャープレシオを高める方法ではないでしょうか?(分析に労力を費やし、取引の労力を減らすこと)
今なら大きな波の途中でさざ波が通過してますねえ、、という感じ??
欧州の長期低迷確率が高いので、逐一、利益確定したいという大口の投資行動は理解できます。
日本のバブル崩壊時と同じように、欧州経済を世界経済から上手く隔離できるか否か?
これが今のポイントかと。
大局的には、欧州は自ら隔離されようとし(=欧州への資金回帰=新興国投資の低迷=資源価格の落ち着き)、各国はそれをスムーズに進めるべく金融緩和してるように見えます。
さざ波が大波に化ける確率が高いか否か、、そういうマクロ視点のほうが個人投資家には重要でしょうね。
で、マクロの大波を作る主因は、景気回復局面では、大抵、中銀の挙動>実態経済の動き>投資家(金融)の動き、、、の順。
景気下降局面に至る主因は大抵、この逆。
この相転移を見極めることがマクロ分析の一つの要諦と思う次第。
自ら渦中=頻繁な売買に没入するとそれが見えにくくなる。
(補足)マクロ分析重視の帰結
皆がマクロやふぁんだ分析を重視すると、株価挙動は米国のようになる。 急騰はなく、大きな落ち込みもなくなりがちになる(それでもごく稀なテールリスク、例えばリーマンのような大ショックは防げない)。 で、平均成長率は上がりやすく、投資収益、実質賃金も上がりやすくなる。
(補足)投資用語集(経営用語集)
リスクヘッジ: リスクを下げようとし、リターンも下げる行い。 レバレッジのかけ過ぎから為された場合はアホな結末になりがち。
レバレッジ: リターンを上げようとし、リスクも上げる行い。 マクロ(もしくはふぁんだ)分析の過信度や、他人(他社)への競争心と相関性がある。
シャープレシオ: リターン÷リスク。 買いポジのシャープレシオは、マクロの底(もしくは、ふぁんだの底や成長初期点)で最大化し、山で最小化する。 マクロの大波途中での売買はポジションのシャープレシオを往々にして悪化させる。 他人(他社)に追随した売買もポジションのシャープレシオを知らず知らずに悪化させることが多い。
スイング: 横方向の短期売買。 平均的に見て、労多くして益マイナス、となる。 ふぁんだ分析の甘さに起因する場合が多い。
、、、、、以上、個人的自戒(--;を込めた徒然日記でした。