手を染めちまったんだ。俺は。
やっちまったんだ。今更しかたない。
いずれ やらなくてはいけないとは思っていた。
それはわかりきっていたんだ。
そうだ。
打破しなければならなかったんだ。この薄れゆく現状を。
そして俺はやった。
…しかし、しくじった。
何も問題ない、何もかも上手くいくはずだった。
だが結果として、俺は手を染めることになっちまったんだ。
後悔?
していないと言えば嘘になる。
でもしかたなかったんだ。
そう俺は自分に言い聞かせた。
大した事じゃない。
だって、そうだろ?
どうってことないことさ。プリンタのインクで手が黒く染まった事は。
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はい。
今回はプリンタの話です。
最初に謝っておきますが、結果として皆さんの期待を裏切った可能性が高く、
申し訳ないと思っているっ! (by ジャック バウアー)
さて、インク交換にしくじり、手を黒く染めてしまったワケですが、
過去にも青のインクが大量に漏れて、
机の上をブルー オーシャンにしてしまった前科があります。
そのブルーオーシャンを見て、
『この青い海は、争いのない静けさをたたえている。
我々はこのブルーオーシャン(※1)を求めて、イノベーションをすべきだ。』
と、思う…わけない。
※1:ブルーオーシャン
http://www.jmrlsi.co.jp/mdb/yougo/my02/my0222.html
ともかく、プリンターのインク交換(と言うより、補充)は失敗するとプチ惨事。
カートリッジごと取替えた方がリスクは格段に低い。
でも人はインクを補充する。
なぜって?
そっちの方が低コストだから。
プリンターやコピー機ってなかなか良いビジネスだと思う。
普通の商品だったら、それを売って はい終わり。
単発だ。
しかしプリンターとなると、話が違う。
単発でプリンターを売るだけでなく、
インクという消耗品も継続して売り続けることが出来るからだ
だから、メーカーは自社の正規品インク、カートリッジを売りたがる。
他社が作ったインクを使うと、サポート対象外とかにする
でもま、他社のインクの方が安いから、
サポート期限が切れたら他社のに変える人もいるわけですけれど。
そしてカートリッジごと交換するのではなく、
空のカートリッジにインクを補充すればさらに安上がり。
ただし上記の通り、リスクは伴う。
器用な人ならもんだいないだろうけど(笑)
しっかし、最近思ったのだ。
家庭用のPCプリンタメーカー(キヤノンやエプソン、ブラザーにHP)に、
実は強力なライバルが出現しているのではないだろうか?
ライバル、それはグーグル。(そしてアップル)
『グーグルってプリンタ事業に参戦したっけ?』
いや、していない。私の勘違いがなければ。
じゃあなぜグーグルが強力な敵になるのか?
そう、グーグルのアンドロイド。
タブレット。
あれがあれば、今までプリントアウトしていたものが、
タブレットに表示させるだけで済んじゃうよね。
(地図とかさ。 えーっと、他には…)
しかし、GUI(※2)が登場した当時もプリンタの存亡が危ぶまれたが、
結局生き残り、しかもPCの普及に伴いプリンタも売れた
※2:
グラフィカル・ユーザ・インターフェイス。
今までは文字のコマンドだけでコンピュータを操っていたが、
絵でパソコンを操作できるようになった。
ウィンドウズとか、iOSとか、アンドロイドとか、みんなGUI。
そう。タブレットの普及によって一見危機に陥るように思えるが、
もしかしたら新しい活路を見出すかもしれない。
己の手を漆黒に染めながら、
そんな事を考えたのでした。
にしても、我が家のモバイル環境の貧弱さと言ったら!
うちのプリンターレス時代はまだまだ先の様だ