高速の有料期間１０～１５年延長 無料化は先送り

[arama-さん]

　国土交通省の有識者部会は７日、高速道路料金の在り方の中間答申案をまとめた。建て替えや大規模改修など老朽化対策の費用を賄うため、２０５０年までの有料期間を１０～１５年延長し、無料化は先送りする。近く太田昭宏国交相に答申、国交省は来年の通常国会に道路整備特別措置法などの改正案を提出する。０５年の道路４公団民営化時に決めた計画は、大きく見直されることになる。

　東日本、中日本、西日本、首都、阪神の高速５社は、現時点で必要な老朽化対策費を計７兆円程度と試算。料金値上げも難しいため、新たに借金して老朽化対策に充て、５０年以降に料金収入で返済できるようにする。