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金【今晩の見通しは昨日に続き軟調な動きと思われる】
日中取引時間は、為替相場の円高進行を背景に手じまい売り先行で始まり、前日比33円安の4469円で寄り付く。その後は、NY時間外が底堅く推移したことや円安を背景に買い戻しが入るも、NY時間外の値下がりとともに再び売られ、結局前日比40円安の4462円で終了。
円相場は前日、安部首相の成長戦略への失望感から日本株が値下がるとともに円高進行となった。明日の雇用統計で、FRBが量的緩和縮小を検討するほどの雇用の伸びでなければ、さらに円高進行となる恐れもある。国内金相場は、雇用統計を控えてドル建て金相場・円相場とも不透明感を強めているため、方向感を見出せない状態である。
本日夜間取引時間は、米週間失業保険申請件数(21:30)、欧州中央銀行記者会見(21:30)などが注目される。昨日に続き軟調な動きと思われる。
夜間取引レンジ 4,423円~4,491円
≪昨晩のマーケット回顧録≫
米国の量的緩和政策を巡る思惑が拡がる中、ドル建ての金は5月のADP全米雇用報告が不振だったことで買われた。ただ、7日発表の米雇用統計待ちムードが強く積極的にポジションを傾けるまでは至らず。しかし、ADP雇用統計が予想を下回り、前回分も下方修正されたことから、明日の雇用統計に対する警戒感は強まったと思われる。
中川
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