シカゴの日経平均先物は次の通りとなっている。
ニュースはつい大証終値との比較を見出しに使うから、下げのイメージが強くなりそうな数字なのだが、どこの終値との比較とするかで、実はプラスでもマイナスでもある微妙なもの。
大証終値=13,650円比80円安
大証ナイト終値=13,540円比30円高
東証終値=13,533.76円比36.24円高
大証ナイトや東証からみると実は少しだけ上げているのだ。
これでは、方向感が出たとは言い難い。
売り方は大証終値比較を強調し、買い方は東証終値比や大証ナイト比を強調するだろうから…
日本時間朝6時からのドル円相場が急にギャップダウンして一時100円を割り込んだが、また100円を回復しているので、こちらも機関投資家の間ですら方向間が明確には出ていないようだ。
仕掛け的な動きや僅かな材料を受けて、上下に激しく動く展開を予想して過剰に一喜一憂せずにじっくりと方向感を確認するしかなさそうだ。