ブログとか見てても、政治と政治家に対して、客観的に発言している人達は非常にすくないなぁと思う。
みんな色々と好き勝手な事を言ってるんだけど、一番抜けている点と言うのがこの客観性だね。みんな自分自身をあまりにも過信しているし、しかもそのことに気付いていないという点がね。
理論とか理屈ではそうでも実際やってみると、その時のプレッシャーとか心理的状況によって全く違ってくると言う点をあまりにも軽視しているということだ。
例えば、50万円のポジションで株を運用して、コンスタントに年利20%儲けている人がいるとしよう。もっと儲けたいと思って、思いきって1000万円にしてみた。このお金はローンやら、生活費を切り詰めて作ったお金だとしたら、同じように50万の時のロジックで運用できるだろうか?
家でギターをポロンと弾きながら、のんびり歌っているときは、非常にリラックスしたきれいなのびやからな声で歌えても、それがコンサートの1万人の前だったら同じことができるだろうか?
あなたは安全な所で、自分の名前も身分もさらしていないから、そういう事を言えるだけで、実際にその場にいた時は、プレッシャーが違う。ある意味、それをイメージしないで言っていること自体、無責任であり、他人事なんだよね。
安全な所では上手くできても、実際の現場で、本当のプレッシャーを受けた場合の、心理的なダメージを受けている状態で、それが出来るのか? そこにその人の真価が問われる。
その事がある程度身をもってイメージ出来るようになったら、少しは自分の発言に対しても、客観性が持てると思うんだけどね。
あと、これが言葉を換えれば、自分に謙虚になるってことなんだろうね。