西村剛さんの推奨するファンダメンタル的アプローチを実践してみた。発想は非常に単純で、銘柄絞り込みにファンダメンタル指標を取り入れるだけ。今までは、移動平均線とかMACDとかテクニカルで銘柄を絞り込んでいただけだったが予想増収率やROEなどでも絞り込んじゃおうというわけだ。ただこれ、言うは易しで、実践するには結構大変。まずは、数多くの四季報CD-ROMを収集しなければならないわけだが、全てを仕入れて全てを取り込むなど、金銭的にも、作業量的にも、難しいので、さしあたっては、2006~2012年の夏号のみを収集した。春号でなく、夏号なのがみそなのです。翌年の業績予想が載るのを考慮に入れると、春号より夏号のほうが良いのですよ。▲Amazonやヤフオクで仕入れた四季報CD-ROM。出費は約1万円。それから、小生のプラットホームであるシストレ魂では、期間で区分けしたグループデータをもとにバックテストすることが出来ないため、今回のテストは、イザナミを使って行うことにした。小生、イザナミもサブで使っているのですよ。さて、苦労に苦労を重ねて行った実験だが、結果は惨敗。西村さんの実験通り、増益率10%のグループを各年度ごとに抽出し、抽出した銘柄で順張り、逆張りのバックテストを行ったが、ほとんど良い効果は、見られず、順張りにおいては、むしろ悪化した。なにか間違っているのかもしれないと、なんども抽出方法やバックテストのロジックなどを見直したが、間違いは見当たらない。う~~~ん。どうも、1回めのアプローチは失敗だな。西村さんはうまくいったようだが、なにが違ったんだろうか。ま、「ダメ」という事がわかったわけだから、次は違った指標で実験したいと思う。ROEとかPBRとかもやってみる価値はありそうだ。でも、今回の失敗でモチベーションは急降下してしまったしなぁ。次の実験はいつになる事やら。ファンダメンタル要素って、指標として用いるよりも、イヴェントとして、イヴェント投資(夕凪先生推奨)を行った方が良い気がするんだよね。上方修正や下方修正で数字がいくつになったかよりも、そのタイミングの方が、重要に思うんですよ。似たような実験をしている方がいらしたら、是非!熱いコメントをお待ちしております。